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2025.01.18 13:00

早くも「新年の抱負」に疲れた人へ、心理学者の2つのアドバイス

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2012年に専門誌『ブリティッシュ・ジャーナル・イン・ジェネラル・プラクティス』に掲載された研究によると、コツコツと取り組むことに集中することで、長く続きやすい習慣を確立することができるという。

21日間で習慣が形成されるという考えは、時代遅れの考察に基づく神話だ。専門誌『ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ソーシャル・サイコロジー』に掲載された評価の高い2009年の研究では、習慣が身につくには実際には平均66日間繰り返す必要があることが示されている。だが日数には個人差があり、取り組みや習慣化したい活動の内容によって異なる。

このことは、長続きする習慣を確立するために時間をかけ忍耐強く取り組むことの重要性を強調している。余裕を持って変化に適応できるようにし、自己肯定感をもってそのプロセスを受け入れる方が効果が得られる。そうすることで目先の結果を急ぐのではなく、着実な進歩に照準を定めた持続可能な成功の準備が整う。

2. 抱負を1つに絞ると成功しやすい

新年の興奮と成長したい一心で突っ走ってしまうのはよくあることだ。最高の自分になろうという考えに突き動かされ、抱負をつらつらと挙げてしまうかもしれない。

だが、あまりに多くの目標を掲げて、かえって自分を追い詰めてしまうリスクがある。そうなると、1つの目標に集中することが難しくなる。成長しようとしているのに、現実には一度にすべてをやろうとすると優先順位がつけられなくなり圧倒されてしまう。また、潜在的な成長を逃していると感じないように、すべての分野で目標を設定しなければというプレッシャーも発生する。

新年を迎えて楽観的になると、人生のあらゆる部分を一度に変えられると思いがちだ。だが現実的なステップを踏まなければ、このような野心的すぎる考え方によって燃え尽きたような気持ちになりかねない。
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翻訳=溝口慈子

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