健康

2024.12.14 17:00

プロテインバー、紅茶キノコ、抹茶アイス 実は「安眠を妨げる」健康的とされている食品

Pormezz / Shutterstock.com

3. 紅茶キノコ:「腸の健康の救世主」が眠りを妨げる

紅茶キノコ(Shutterstock.com)

紅茶キノコ(Shutterstock.com)

「欧米やオーストラリアでコンブチャ(Kombucha)と呼ばれるこの微炭酸飲料(砂糖入り紅茶を発酵させた飲料)は、ウェルネス意識の高い人たちに人気があるが、睡眠には大敵だ。紅茶キノコの発酵プロセスで生じるチラミンは、神経系を活性化する。微量のカフェインも含まれている。この2つが合わさると、いわばリラクゼーションへのダブルパンチになる。これらの物質に敏感な人は、寝付きの悪さを覚えながら、ヘルシーなはずの飲み物なぜ目覚ましドリンクのように感じられるのか、思い悩むはめになるだろう」

4. 漬物:酸っぱい刺激で目が冴える

漬物、ピクルス(Shutterstock.com)

漬物、ピクルス(Shutterstock.com)

「ピクルスなどの発酵食品もまた、意外な安眠妨害食品だ。チラミンとヒスタミンが豊富で、メラトニン(身体がつくりだす天然の睡眠ホルモン)の生成を妨害する。夜食に漬物やキムチをつまんだあと、なんだか目が冴えるなと思ったことがあるなら、答えはこれだ。発酵野菜は刺激的なトラブルメーカーで、おいしいかもしれないが、身体の自然なリズムを乱す」

5. 抹茶アイスクリーム:ダークサイドを持つデザート

抹茶アイスクリーム(Shutterstock.com)

抹茶アイスクリーム(Shutterstock.com)

「クリーミーで、おいしいが、ベッドタイムには驚くほど有害だ。あまり知られていないが、抹茶アイスクリームには、カフェイン、糖、L‐テアニンという3重の脅威が含まれている。L-テアニン(緑茶に含まれるアミノ酸)は、日中にはリラックス効果をもたらすが、夜間には異なる効果をもたらし、休息すべき時間に脳を過剰に刺激してしまう。そこへたっぷりの精製糖が加わって、穏やかな眠りどころか脳を混沌に陥れるデザートのできあがり、というわけだ」

6. スピルリナ:寝かせてくれないスーパーフード

スピルリナ(Shutterstock.com)

スピルリナ(Shutterstock.com)

「スピルリナはスーパーフードかもしれないが、睡眠に関するかぎり、むしろ隠れた刺激物だ。タンパク質とアミノ酸が豊富なため、軽い副腎反応を誘発し、身体をリラックスさせるどころか、わずかに活性化させる。日中の活力や集中にはとてもよいが、寝る前に摂取すると身体の代謝が不必要に高まってしまう」
次ページ > 安眠妨害食品との付き合い方、プロのアドバイスは

翻訳=的場知之/ガリレオ

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事