今週、そのような珍しい組み合わせによるデュエット曲の1つが米国で再びヒットチャートに登場した。シナトラの歌った『Santa Claus Is Coming To Town(サンタが街にやってくる)』が、ビルボードのラジオランキングの1つに返り咲いたのだ。そして、それはシナトラが1人で歌っている曲ではない。
この『Santa Claus Is Coming To Town』は、シナトラが米国の女性シンガーソングライターであるシンディ・ローパーとデュエットした曲で、現在ビルボードの「Holiday Airplay(ホリデー・エアプレイ)」チャートにランクインしている。このチャートは、11月と12月にクリスマスソングを専門に流すラジオ局を通じて、米国で最も多くの聴衆に聴かれた曲を調べて順位付けしたものだ。
シナトラとローパーが『Santa Claus Is Coming To Town』をリリースしたのは1992年、シナトラがこの世を去るわずか数年前のことだ。この曲が収録されている『A Very Special Christmas 2』(日本版のタイトルは『クリスマス・エイド2』)は、スペシャルオリンピックス(知的障害のある人たちに、日常的なスポーツトレーニングと成果の発表の場である競技会を年間を通じて提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織)の資金調達を支援するために制作された。このチャリティアルバムには、他にもトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ルーサー・ヴァンドロス、ジョン・ボン・ジョヴィ、アレサ・フランクリンなど多くのスターが参加している。