iPhoneとは独立して進化を続けるiPadOS
今年導入されたiPadOS 18は、同じ源流を持つiOSと異なる方向性で進化していくことを見せた。それらのほとんどは、以前のiPad miniでも動作はするが、当然ながら最新モデルの方がよりよく機能するか、あるいはより高速に動作する。例えばMathNotesは、手書きで数式を書きこむだけで瞬時に計算結果を得られる機能だ。数式をグラフに変換させることもできる。簡単な宿題を解くための、メモ帳の上での作業といった使い方から、複雑な科学技術演算の数式まで幅広い場面で活用できる。しかも、書き換えるたびにリアルタイムでその結果が表示に反映される。
簡単な図面を描いて、そこに寸法を入れていくと、面積を割り出したり、面積あたりの単価を指定することによって、必要な塗料の量を計算したり、そこから導き出されるコストの総計などをApple Pencilで描くだけで導けるのはおもしろいアプローチだ。
他にも数多く、新機能がiPadOS 18に搭載されているが、いずれにせよ今後も毎年のようにiPadOSは進化していくだろう。前進していく上で基礎的なパフォーマンスを積み増しておくと言う意味において、最新に近いプロセッサーに更新することには大きな意味がある。しかし以前のモデルでは対応できない機能もある。
それがApple Intelligenceだ。