アート

2024.10.16 16:15

京都の秋の風物詩、世界とつながるアートフェア「ACK」11月1日から

2023年 ACKイベントホール会場風景(Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki)

現代美術の国際的アートフェア「ACK(Art Collaboration Kyoto)」が京都で11月1日から11月3日まで開催される。

期間中は、19カ国25都市から総勢69ギャラリーの出展に加え、トークプログラム、参加型ワークショップが国立京都国際会館で行われるほか、ナイトイベントも京都各所で開催される。

ギャラリーコラボレーションとキョウトミーティング

ギャラリー出展では、「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションが設けられている。

ギャラリーコラボレーションでは、国内27のギャラリーがそれぞれ海外ギャラリーをゲストに迎え、ひとつのブースをシェアして出展する。ひとりの作家をフィーチャーしたり、「若手の作家」のみで構成したり、テーマに沿った作品を揃えたり……。ギャラリー同士の共創を見られるのが、他のアートフェアにはないACKのユニークさだ。

一方、キョウトミーティングでは、京都にゆかりのあるアーティストや作品を紹介。今年は展示規模を拡大して、国内から9ギャラリー、海外から4ギャラリーが参加し、合計13ブースが展開される。

ACK主催の企画展やトークも充実

ACKが主催するプログラム「ACK Curates」では、テーマに「Resilience~わたしたちがつなぐものたち」を掲げ、企画展やトーク、キッズ向けの参加型ワークショップを展開する。

「パブリックプログラム」は、香港拠点のキュレーションプラットフォーム「Arts Collective」をゲストキュレーターに迎え、「地図が語らないこと」をテーマに企画構成。国立京都国際会館イベントホール及びその周辺を、コンセプチュアルな作品が彩る。
Wong Ping, Sorry for the late reply, 2021 Courtesy of the artist, Tanya Bonakdar Gallery and Kiang Malingue

Wong Ping, Sorry for the late reply, 2021 Courtesy of the artist, Tanya Bonakdar Gallery and Kiang Malingue


「ACK Talks」では、アート、社会、私たち自身の「レジリエンス/回復力」について、多様な視点から考察する。政治、経済、ファッション、建築、食などあらゆる領域の専門家を招き、世界のアートの動向やマーケットの現状、アートを起点とした学びや人々のつながりについて、様々な領域を横断する9本のトークセッションが展開される(参加費無料、予約不要、当日先着順)。

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