パーシビアランスは現在、ジェゼロクレーターの縁を登っている。ここは古代の湖や河川がかつて存在していた領域だ。今回見つかったのは、幅が20cmほどの岩石だ。探査車の運用チームは当初、岩石を遠くから発見した後、探査車にコマンドを送信して、より接近した画像を撮影させた。チームは、グランドキャニオンにある岩峰の名前にちなみ、縞模様の石に「フレイヤ・キャッスル」という愛称をつけた。
周囲の地形とは際立って異なる特徴を持つため、関心を集めるのも当然だ。運用チームの一員で、米パデュー大学の博士課程学生のアタナシオス・クリダラスは、9月23日に発表されたミッション最新情報の中で「この『シマウマ石』が何である可能性があるかをめぐって、インターネット上ではすぐさま憶測が飛び交ったので、いろいろな説をおもしろく読ませてもらった」と記している。宇宙生物学者のナタリー・カブロルは、岩石の画像をX(旧ツイッター)で共有し、「これは大騒動に発展しそうだ!」と述べている。コメント欄では、花崗岩、片麻岩、大理石や他の地球で見られるよく知られた岩石にどのように類似しているかをめぐる議論が巻き起こった。
😁🤩 Now in true colors! We are on for a wild ride with this one! pic.twitter.com/6cXdUbtJD4
— Nathalie A. Cabrol (@shasta721) September 15, 2024