石炭火力発電の段階的廃止は「良い方向への転換点」を生む

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報告書の共著者で、非営利団体S-Curve Economics(Sカーブ・エコノミクス)のディレクターでもあるサイモン・シャープによれば、各国政府への提言では、最も効率的な排出量削減方法は、温室効果ガス排出に税を課すカーボンプライシング制度とされることが多いという。
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だが、クリーン技術の義務づけという形式をとった規制の方が「相当に強力」であることが研究で示されていると、シャープは記者会見の席で話した。

「カーボンプライシングが最善ではない可能性が少しでもあるのなら、各国政府は、カーボンプライシングが最善だろうと想定するべきではない」とシャープは説明した。

DC Grid(DCグリッド)の創業者でもあるヴィク・シャオ最高経営責任者は、報告書の知見についてメールでコメントした際に、「最もコストの低い発電」の座をめぐる闘いでは、いまや世界のほとんどの地域で「太陽光発電と蓄電池」が勝利を収めていると述べている。
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「石炭火力発電を段階的に廃止する政策や規制を設けることはできるが、全体的に見れば、問題は、純然たる経済のはたらきによって自然に解決されるだろう」とシャオは続けた。

「次に開拓されるべきフロンティアは、エネルギーデリバリー、つまり生み出された電力を、効率的かつ迅速にエネルギー消費装置に送ることだ」

forbes.com 原文

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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