ChatGPTが登場して以来、仕事に関連したありとあらゆるAIソリューションが開発されてきた。会議の議事録を自動作成してくれるアプリから、過去の会議で議論された内容を要約してくれるアプリ、1日の計画を立ててスケジュールを調整してくれるアプリ、膨大なテキストコンテンツを日々作成してくれるアプリなどが登場した結果、職場はAIによって大きく変革されつつある。
AIの恩恵を最も享受していると言えるのが、コンテンツマーケティングだ。ソーシャルメディアを管理する担当者や、コンテンツマーケティングの専門家なら、AIツールやアプリケーションを活用して、ブログや写真、イラスト、インフォグラフィック、動画まで、さまざまな形態のコンテンツを作成・更新したり、質の向上を図ったりできる。しかも、作業にかかる時間はごくわずかなので、大幅な時間短縮が可能だ。
AI画像ジェネレーターは、ChatGPTをはじめとするAIチャットボットと並び称されている。マーケティング企業Semrush（セムラッシュ）が、AI画像ジェネレーターの検索件数を分析したところによると、2024年7月だけで67万3000件に上っていた。
しかし、AI画像ジェネレーターはなぜ、想像を絶する人気を得ているのだろうか。また、コンテンツマーケティング業界で働く人やキャリア、その業務にとって、どのようなメリットがあるのだろうか。
AI画像ジェネレーターとは？
AI画像ジェネレーターは、AIとディープラーニング（深層学習）を利用して、特定のインプットをもとに、ゼロから完全な画像を作成したり、既存画像を変化させたりできるソフトウェア・アプリケーションだ。GAN（敵対的生成ネットワーク）を使用して、極めてリアルで説得力のある画像や、実在するモノや人物の複製をつくり出す。AI画像を生成できるツールやアプリでは、次のようなことができる。
・与えられたプロンプトに基づく完全な画像作成。抽象画、有名人の風刺画、風景、ビジネスシーンなど
・特定のアートスタイルに沿った画像の生成
・画像の質の向上
・本物そっくりのビジネス用顔写真や写真の生成（少なくとも一時的には、撮影コストの節約になる）
人気の5つのAI画像ジェネレーター
仕事やコンテンツ作成時に試してみたい、人気のAI画像ジェネレーターを5つ紹介しよう。1. DALL-E（AI画像生成ジェネレーターのリストとなれば、ChatGPTを開発したOpenAIの画像生成AIを挙げないわけにはいかないだろう）
2. Midjourney
3. Canvaの無料AI画像生成アプリ
4. アドビのFirefly
5. FreepikのAI画像ジェネレーター
