驚くことに彼は、スイスの学校からアメリカに転校した後、わずか半年間で、「生徒会長」に立候補、みごと当選したという。
その時のことを本人が4年前に自らのブログで報告している。以下、えがお氏の「note」から編集の上、転載紹介する。
参考:元ヤフー小澤氏の子息も留学。年学費2000万円「スイス寄宿中学」の素顔
生徒会長、アメリカの高校では「プレジデント」
どうもこんにちは、今アメリカに留学をしていて、今年で留学7年目になる高校2年生の小澤えがおともうします。
僕は英語も喋れないまま小4の時にスイスに留学し、3年前、スイスの学校からアメリカに転校しましたが、その学校で、半年後に生徒会長になりました。今回は僕が何でこんな短期間で生徒会長に上り詰めることができたのかを伝えられればなと思います。
アメリカの生徒会長は「プレジデント(president)」と呼ばれています。直訳すると「大統領」です。タイトルだけでもめちゃめちゃかっこいいですよね。
そんな「プレジデント」ですが、日本の生徒会長のみたいなきちんとした役割はありません。一応、「生徒会長がいる」というシステムはあるが、という感じで、とにかくアバウトです。
具体的には、週に2回ある朝の朝会の司会を務めれば任務完了。ただ少し仕事が増えた、普通の学生です。メリットとしては、大学へ進学するとき、ドーンと「president」というタイトルを書けるので、それだけでもやる価値がありますね。
学校の100年以上の歴史で初の「日本人生徒会長」にチャレンジ!
僕が生徒会長の存在を知ったのは友達との何気ない会話の中でした。その時、ジョークで、「2人で生徒会長と副生徒会長になろう」と約束を交わしました。でもそのあとすぐ、残念ながらその友達はロシアに帰国してしまい、無念の脱退。
ただ1人になっても僕はもちろん諦めません。
日本人の生徒会長なんて学校の100年以上の歴史でも例を見ないし、ましてや6年間ある学校生活に途中から、最後の2年間だけ入ってきた馬鹿な新入生が生徒会長になるなんて、あり得ないことでした。
生徒会長に立候補すると決めた翌日、お父さんに「僕は生徒会長になる」と伝えると父は笑いながら「まあ、楽しくやってくれよ」とゲラゲラ笑っていました。
その時僕の頭に流れてきたイメージは、「今ゲラゲラ笑っているお父さん」が、「驚きで椅子から転げ落ちている様子」でした。
アメリカの学校では、生徒会長は学生のみの投票で決まります。もちろんほとんどの先生から見れば、「こいつ誰や?」の状態だったと思います。でも、頭の良さやスポーツの万能さではなく、「一番人気」があって「一番信頼できる」奴が勝ちなのです。
てことは、、、「僕にもチャンスがあるじゃん!」と思いました。