教育

2024.06.06 16:45

元ヤフー小澤氏の子息も留学。年学費2000万円「スイス寄宿中学」の素顔

小澤氏と子息(長男)のえがお君(スイス留学当時)©FESスイス留学センター

小澤氏と子息(長男)のえがお君(スイス留学当時)©FESスイス留学センター

スイスは、世界で最も学費が高いと言われる寄宿学校で有名だ。富裕層の子弟たちが今日も、英才教育を受けるために世界から集まった仲間たちと寝食をともにしつつ、若きエリートとなるべく研鑽を積んでいる。

FESスイス留学センターには、日本の経営者やプロフェッショナル(医師、弁護士や芸能関係者)から子弟のスイス留学の問い合わせが押し寄せる。現在の円安もあって、年学費は実に2000万円以上にもなるにもかかわらずだ。

たとえば、ヤフー元代表取締役社長CEO小澤隆生氏の2人の子息たちも10歳から、ともに同センターと提携するスイスの寄宿学校で学んでいるという。

小澤氏に、留学先はなぜ「スイス」だったのか、留学中の親子関係は、 留学前後の子息たちの変化は、などを聞いた。

なお、小澤氏の長男は「ラ・ガレン・インターナショナル・スクール校」を経て「ボー ソレイユ校」で学び、次男は「インスティテュート・アウフ・デム・ローゼンベルク校」で学んでいる。


参考小澤隆生氏長男・えがお氏のブログから)


学校側が「英語が話せない子供に慣れている」ことが魅力


──留学先にはなぜ、スイスを選んだのでしょう?

小澤隆生氏(以降、「小澤氏」):兄弟2名ともスイスに留学しています。両方とも10歳からで、最初はスイスでした。

ふたりとも日本では公立小学校に通い、英語がほぼ喋れない状況でした。

スイスのボーディングスクールは非英語圏の地域から多数の子供を受け入れており、英語が話せない子供に慣れています。

また人種差別やいじめに対して極めて厳しい対応がされるため、初めての留学先としては安心できる、というのが理由です。


──留学中は、御子息たちとどのような手段で、どのくらいの頻度でコミュニケーションを取られていましたか? また、ご記憶に残る留学中のエピソードはありますか?

小澤氏:すべての学生はスマホやipad、PCを持っていきます。学校によって、親に連絡できるタイミングや頻度が変わります。

ゆるい学校であれば毎日LINE等で電話をすることができます。

留学当初は子供は不安で、泣いている状態で電話がかかってきます。10歳ですし。

帰りたい、帰りたいと毎日泣いているのですが、やはりコミュニケーションが取れるようになってくると楽しくなってくるようで、泣かなくなります。

また、学校にもよりますがたくさん旅行に行くので、非常に楽しそうです。

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編集=石井節子

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