エコシステム

2024.05.24 19:15

ビジネスがタブー視、教育業界に挑む26歳の学園長・無花果CEO

山田:フリースクールや通信制の高校を運営されてる方々にアドバイスはありますか?

中藤:自分が今まで受けてきた教育や、なんとなくいいと思ってるからで判断してしまいがちなのが教育の分野だと思っています。、例えばこれからの日本でどういった教育が本当に必要なのかの話になった時も、全部自分自身の感想や好き嫌いで「よい・悪い」が議論がされていくことになってしまう。

やっぱり教育現場に哲学をインストールして、その教育哲学をもとに事業や教育を作っていく姿勢は共有したいと思います。

瀬戸内VCに相談 大きなウェーブを作るためのコツ

中藤:教員養成課程を0から作っていくことを本気でやっていきたいです。

今26歳として活動をして、いろんな方々と一緒に理想の教育を作ろう、いろんな関係者を集めようと大きいウェーブを起こしていきたいなと思っています。そのおすすめのやり方や人の巻き込み方をご相談できたら嬉しいです。

番組最後の「教えて!瀬戸内VC」のコーナー 毎回ゲストの質問や悩みにVC目線で答える

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山田:総理大臣を生徒にする。

ムーブメントを起こす時、強い人たちを強い立場で招くんです。そうではなくて、もう生徒がこれだけ決まっていますという風に生徒に強い人を並べてみる。

藤田:ほぼ一緒なんですが、スター選手作る。まず特定の分野で一定の知名度や実績がある人たちにこの教員養成課程に通ってほしいと頼み込んで、彼らが社会にでる。影響力はもちろんあるので、吸引力になるかなと思います。

総理大臣は無理だから、もう少し現実的に(笑)

中藤:例えば、地元岡山の企業に企画書を持っていくのはいかがでしょうか。温度感や、難しさをお聞きしたいです。

藤田:難しいと思います。でも、相当教育に関心が高い企業に対して、福利厚生として社員みんなに教員養成課程を取ってもらいましょうというやり方を提案して響くところはあるかもしれません。結構会社としてはいいメッセージになりそうですけどね。

山田:「うちに来たら教職が取れる」というのは面白いですね。もしかすると、スポーツチームとの相性が案外いいかもしれません。セカンドキャリアの観点で、選手をやりながら教職課程を受けて、選手が終わるぐらいのタイミングではもう教職をもった状態であるとか。

中藤:メッセージとしても強いですね。

最近出会った方の中にもいろんな方がいらっしゃるので、生徒という形で巻き込みながらやっていくのは盲点だったなと思いました。この1年も頑張ります。



多様な子どもたちや保護者から必要とされながらも、自走することが難しい教育領域。現場作りにとどまらず、さらなるビジネスの拡張を目指す背景には、目の前の子どもたちを想う暖かい眼差しがあった。よい教育を作ってきたという経験と過去の積み重ねが、今岡山から新たなウェーブを生み出していくのだろう。

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文=西澤七海 編集=督あかり 写真=8bitNews

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