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2024.04.27 09:45

「AIのある生活」、7割以上の人が良い印象

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AIという言葉は昔から使われてきたが、実際に自分たちの生活の中でも活用され出したのは最近のことだ。2022年にOpenAIの「ChatGPT」が発表された以降、急速的に広まりつつある生成AIという世界。そんなAIに対してどのように思っているのか、全国の老若男女を対象に楽天インサイトが調査している。

それによると、AIに対するイメージとしては、「効率的に作業を進めることができる」が43.1%でトップ。続いて「知りたい情報をすぐに教えてくれる」が35.7%、「新たなビジネス機会の創出につながる」が29.6%と続いている。年代別に見てみると、「セキュリティに懸念がある」と回答した人は、40代以降増加しており、年代が上がるほどAIに対する懸念を抱いている人が多いようだ。

次にAIが自身の生活に関与することに対してどのように思うか、との問いに対し、「とても良い印象をもっている」「やや良い印象をもっている」を合わせて70.8%の人が良いと回答。その理由としては、「時間短縮になるから」が53.8%でトップ。「人間では起こり得るミスを減らすことができるから」が47.3%、「自分では見逃してしまうようなモノやコトを見つけてくれるから」が37.8%と続いている。

AIに任せたほうが良いと思う業務としては、「製品の在庫管理」が53.7%でトップ。「経理処理」が52.3%、「資料作成」が52.1%となっており、意外と面倒で時間のかかる作業が上位を占めているようだ。一方人間が対応した方が良いむと思う業務としては、「最終意思決定」が56.4%、「医療行為」が49.9%、「従業員の採用」が47.7%と重要な判断をするような行動に対しては人間に任せたいようだ。

AIに対する感情としては、「期待」が31.4%でトップ。「好奇心」が21.0%、「不安」が13.4%で続き、概ね期待はしているものの、不安や疑念も少なからずあるという感じだ。

AIに任せたくないでトップの「最終意思決定」は、映画「ターミネーター」を観ている世代だとより強く感じているのではなかろうか。人間のように感情がないぶん客観的な判断はできるかもしれないが、躊躇したり、議論したりして結論を出す人間の存在は、AIがいくら発達しても真似ることはできないだろう。

出典:楽天インサイト「AIに関する調査」より

文=飯島範久

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