このアルバムには16曲とボーナス・トラックが1曲収録されているが、レコード盤には4種類のバリエーションがあり、それぞれに異なるボーナストラックが収録される。
ゲストパフォーマーとしては、ポスト・マローンが1曲目の『Fortnight』に、フローレンス・アンド・ザ・マシーンが8曲目の『Florida!!!』に参加している。
15日に発表されたクレジットによると、スウィフトは2曲の単独作曲者として記載されており、2人のコラボレーター(ポスト・マローンとフローレンス・アンド・ザ・マシーンのフロントウーマンであるフローレンス・ウェルチ)から作曲協力を受けている。また、その他の曲では長年のコラボレーターであるプロデューサーのジャック・アントノフや、同じくプロデューサーのアーロン・デスナーと作曲クレジットを共有している。
スウィフトは、新アルバムのプロモーションの一環として、Apple Musicで彼女が個人的にキュレーションしたプレイリスト5種を公開している。それぞれのリストは、失恋と悲しみを5段階で表現した内容になっており、最初の10枚のアルバムから選んだ楽曲で構成されている。
スウィフトはまた、16日にインスタグラムで「The TTPD Timetable」とキャプションをつけたビデオを公開し、ミュージックビデオがアルバムのリリースと同時に公開されることを発表した。アルバム『The Tortured Poets Department』は19日(日本では20日)から全ての主要ストリーミング・プラットフォームで配信される。
QRコードを用いたプロモーション
スウィフトのチームは15日、Spotifyとのパートナーシップにより、16日から19日まで、アルバムのプロモーションのための展示をロサンゼルスのショッピングモール、ザ・グローブで行うと発表した。また、ロンドンやメルボルン、ナッシュビル、シカゴなどの都市では、さまざまな場所にQRコードが設置され始めた。このQRコードをスキャンすると、アルバムに関連すると思われるYouTubeの短編動画が表示されるという。このアルバムは恋の破局を歌ったものなのか?
スウィフトは、新作が恋愛の破局をテーマにしたものだとは言っていないが、『My Boy Only Breaks His Favorite Toys』や『I Can Do It With A Broken Heart』といった楽曲名から、ファンはこのアルバムがスウィフトが6年間交際していた俳優のジョー・アルウィンとの破局を題材にしたものだと確信している。また、複数のアナログ盤のバリエーションを発表した際に、スウィフトはアルバム・ジャケットの裏面に、破局を示唆するようなメッセージを添えていた。「悲しいことは言わないで」、「愛してる、けれどそれは私の人生を台無しにしている」と彼女は書いていた。
(forbes.com 原文)