テイラー・スウィフトが正式に「資産10億ドル超えの富豪」に

Taylor Swift | The Eras Tour - Singapore(Ashok Kumar/TAS24/Getty Images for TAS Rights Management)

テイラー・スウィフトは4月2日、フォーブスが年に一度、資産10億ドル(約1520億円)以上の世界の富豪を発表する「世界長者番付」に初めてランクインした。彼女は、他の13人のセレブとともにこのランキングに掲載され、世界で2781人のビリオネアのうちの2545位に入った。

スウィフトをビリオネアの地位に押し上げたのは、史上初の興行収入が10億ドル超えのコンサートツアーとなった彼女のTHE ERAS TOURによるところが大きい。

コンサート業界向けメディアPollstarによると、本ツアーの推定興収は最初の60公演だけで10億4000万ドルを記録したが、このツアーは2024年を通じて欧州と北米で予定されている。

スウィフトは10月に、ジェイ・Zやリアーナ、ジミー・バフェットらに続いて4人目のビリオネアのミュージシャンとなったが、副業に頼らず歌とパフォーマンスだけでこの地位を手にしたのは彼女が初めてだ。

フォーブスは10月、彼女の資産を推定11億2500万ドルとしたが、そのうちの約5億ドルが音楽印税とツアーからの収入と試算していた。また、5億ドルが音楽カタログ(その多くは彼女が再レコーディングしてリリースしたもの)の価値の増加によるもの、1億2500万ドルが不動産によるものと試算していた。

フォーブスは、米国東部時間4月2日午後の時点でスウィフトの資産を約11億ドルと推定している。

今年のフォーブスの世界長者番付には、スウィフトを含む14人のセレブが名を連ねている。映画『スター・ウォーズ』の監督として知られるジョージ・ルーカスは、このリストで最も裕福なセレブとなっているが、彼の資産は主に2012年に制作会社ルーカスフィルムをディズニーに売却したことで増加した。ミュージシャンとして今年のランキングに入ったのは、スウィフト以外ではジェイ・Zとリアーナのみとなっている。

スウィフトは4月19日(日本では20日)に11枚目のスタジオアルバム『The Tortured Poets Departments』をリリースする。このアルバムには16曲とボーナストラック1曲が収録されており、スウィフトはアルバムのバリエーションを4種類用意し、それぞれに異なるボーナストラックを収録すると発表している。

資産が10億ドル以上の富豪の数は、昨年から141人増えて2781人に達している。スウィフトは他の240人の新たなビリオネアとともにこのランキングに加わった。
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forbes.com 原文

編集=上田裕資

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