天然の気品と最新の高機能がひとつに
名品と称される靴と同じように、ベルルッティの服にはクラシックとモード、過去と未来が絶妙なバランスで同居している。新作のコートはクラシックなカーコートをベースに、最先端のテクニカルウールを使用。ウールとナイロンをブレンドし、革新的な技術である「ストーム・システム(R)」を搭載することで、天然素材のナチュラルな気品や柔軟な風合いはそのままに、防水・防風性と防汚性を装備。エレガントかつ機能的なコートに仕上がっている。先進のテーラリングが生む颯爽たる佇まい
撥水性を備える高密度ポリエステルをダブルフェイス地に仕上げ、ハリコシを出した素材による日本企画のステンカラーコート。軽量ながらもシャープなシルエットが出せるため、羽織った際にりりしくスタイリッシュな佇まいが演出できる。洗練された技術とセンスでテーラリングの未来を築いてきた、ラルディーニならではの機能的で酒悦な一着だ。研ぎ澄まされた機能美をまとう
そもそも防寒着であるコートは、機能性を確保したうえで、現代的な美しさを加えていく。IWC「ポルトギーゼ・オートマティック 40」も同様だ。ルーツはポルトガル商人の“マリンクロノメーター級の高精度な腕時計”という注文にこたえるために懐中時計用ムーブメントを用いた1939年モデル。大型ケースと薄いベゼルで、機能性と美しさを引き出したデザインは今も不変だ。広いダイヤルに対してインデックスはこぶりだが、時分針は主張するようにリーフ針を使用。スモールセコンドも堂々たるもの。道具としての機能を極めた先に美しさがあるのだ。内面をも豊かにするコートに込めた遊び心
ペーパータッチで非常に軽量なベージュのナイロンキャンバス素材を用いたオーバーコートは、春先から初夏までジャケット感覚で軽やかに羽織れるのが魅力。両胸に設けられた左右非対称のループには、あたかも採寸中のテーラーのように、付属のテープメジャーを首からかけ、その先端を通せるようになっている。こうした独創的な遊び心を潜ませることで、とかくシリアスになりがちな男の服に機知に富むユーモアを添えてくれる、フェンディらしいコートだ。