大学評判ランキングの上位10校(カッコ内は所在国と、前年の順位)
1位:ハーバード大学(米国、1位)
2位:マサチューセッツ工科大学(米国、2位)
3位:スタンフォード大学(米国、3位)
4位:オックスフォード大学(英国、4位)
5位:ケンブリッジ大学(英国、5位)
6位:カリフォルニア大学バークレー校(米国、6位)
7位:プリンストン大学(米国、7位)
8位:清華大学(中国、9位)
9位:イェール大学(米国、8位)
10位:東京大学(日本、10位)
出典:Times Higher Education World Reputation Rankings
国別に見ると、200位内にランクインした大学が最も多かったのは米国で、52大学だった。しかしこの数は、前年と比べると4校減っている。
2番目に多かったのは英国で20校だが、米国と同じく4校減だ。わずかな差で英国に続いたのが中国で、15校。その次がドイツで、14校だった(中国は、100位内には8校がランクインした)。
今回は、アラブ地域の大学も大躍進を遂げ、初めて200位内に7校がランクインした。アラブ首長国連邦からはアブダビ大学のほか2校、クウェートからは中東アメリカン大学、レバノンからはベイルート・アラブ大学などが名を連ねた。
フランスは、大学の統合が相次いだあとも躍進を続け、今回は200位内に8校がランクインした。トップは44位のパリ=サクレー大学だ。一方、オーストラリア勢は、ランクインした6大学のうち5大学が順位を落としている。
THE評判部門の責任者で「World 100 Reputation Network」を運営するマーク・サドベリーは「大学活動において政府が果たす役割にはとりわけ学生の募集において、国の評判がますます重要になりつつあることが反映されている」と話す。
「多くの国では、政府が新たに設けた移民規制が、留学希望者と、そのアドバイザーが、各大学をどう見るかということにますます影響を与えるようになっている」
「世界中の大学は、政治的にも経済的にも厳しい状況に直面している。各大学では、鍵となる学生層の評判を確立し、社会的に適切であることを証明するための努力が、今後いっそう必要になるだろう」
(forbes.com 原文)