トランプは米国時間2月11日(日曜日)にトゥルース・ソーシャル(Truth Social)に投稿し、音楽のストリーミングを考慮に入れて著作権法を更新した音楽近代化法(Music Modernization Act)を成立させたことをアピールした。また、この法律がスウィフトや他のミュージシャンに利益をもたらしたと述べた。
トランプは続けて「(スウィフトが)腐敗したジョー・バイデンを支持するわけがない、彼はスウィフトのために何もしていないし、これからも何もしないだろう」と主張した。
トランプはさらに「スウィフトが自分で大金を稼がせてくれた男に不義理を働くことはないだろう」と述べた。なぜなら、彼女が2020年にバイデンを支持したにもかかわらず、自分は音楽近代化法を成立させたのだから、彼女は自分を支持すべきなのだという含みがあるのだ(スウィフトは2024年の大統領選挙での支持候補者をまだ表明していない)。
トランプ前大統領は、スウィフトのボーイフレンドでカンザスシティ・チーフスのタイトエンド、トラビス・ケルシーについても言及し、ケルシーはリベラルで「おそらく自分(トランプ)を嫌っているだろう」が、それでも自分は彼のファンであると述べた。
「私はテイラー・スウィフトをはじめとするすべての音楽アーティストのために、音楽近代化法に署名し、責任を負った」とトランプはトゥルース・ソーシャルに投稿した。「ジョー・バイデンはテイラーのために何もしていないし、これからも何もしない。テイラーが史上最悪で最も腐敗した大統領である不正なジョー・バイデンを支持し、自分を儲けさせてくれた男に不義理を働くわけがない。それに、私は彼女のボーイフレンド、トラビスのことが好きだ。彼はリベラルかもしれないし、おそらく私のことが嫌いだろうけど!」
トランプのトゥルース・ソーシャルへの投稿は、スウィフトがケルシーを応援するためスーパーボウルLVIIIに登場する数時間前に発表された。
スウィフトは最近、政治的なニュースで話題になることが多くなった。最近では、スウィフトが米国防総省によって行われた心理作戦の一部であるという荒唐無稽な陰謀論が流布した(この説はペンタゴンによって否定されている)。ケルシーとスウィフトの関係は、バイデンを当選させるための民主党の計画の一部であるという説もオンラインで流布している。バイデン陣営は確かにスウィフトの支持に関心を持っているようだが、この関係がバイデン氏と何らかの関係があるという証拠はない。先月、ニューヨーク・タイムズ紙は、バイデン陣営がスウィフトの再支持を期待しており、バイデンをスウィフトの「The Eras Tour」公演に立ち寄らせることさえ検討しているとも報じた。
トランプ大統領が署名した音楽近代化法は、数十年ぶりの音楽ライセンスの抜本的見直しだった。この法律の成立により、1972年以前の録音も初めて補償されることになった。The Vergeによると、この法律は音楽ライセンスの手続きを簡素化し、音楽がオンラインでストリーミングされた際に個人がより簡単に収益を得られるようにしたという。
(forbes.com 原文)