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2024.02.08

アップルの特許文書で読み解く「未来のMacBook」、ペンシル対応を開発中?

Hadrian / Shutterstock.com

2024年のアップルのMacBookラインアップは、M3チップセットを導入し、MacBook Proの性能と可能性を高めるものになるだろう。それは外見上の変化はほとんどないが、アップルは革命的な新しいアプローチを示唆する変更にも取り組んでいるようだ。

詳細は、最近付与された特許で明らかになった。「MOUNTABLE TOOL COMPUTER INPUT」と題されたこの特許は、MacBookプラットフォームへ追加されるスタイラス(おそらくApple Pencilのバリエーション)について説明している。特許は、ノートブックの数字キーの上に置かれた、ユーザーが簡単にアクセスできるApple Pencilのホルダーについて述べている。

文書には、現在のファンクションキーの位置にペンシル用ホルダーがあることが明記されているが、だからといって必ずしも機能がなくなるわけではない。特許の中には、ノートパソコンに収納された状態でファンクションキーを模倣するスタイラス上のディスプレイのアイデアが書かれており、これによってユーザーは物理的なキーではなく、今はなきTouch Barに近い方法で操作することができる。

これは、現在のApple Pencilに見られる機能よりもはるかに多く、実際に製品化されるというよりも「念のため特許を取得しておこう」という感じを受ける。

しかし、アップルがmacOS搭載ノートブックとiPadOS搭載タブレットのソフトウェアをより緊密にするという計画を立てていることを考えると、どのMacBookにもスタイラスが搭載されるのは自然なことだと感じられる。どちらのプラットフォームでもアプリがシームレスに動作するというアイデアは、ティム・クックと彼のチームにとって神聖な目標となっている。

iPadとMacBookには、操作上の大きな違いがある。いうまでもなくタッチスクリーンの有無だ。トラックパッドで作業することは可能だが、すばらしい解決策だとはいえない。アップルがMacBookにApple Pencilの搭載を検討しているとすれば、それはスタイラス用のデジタイザーとタッチスクリーンの搭載が計画されていることを示唆している。

特許に記載された技術のすべてが消費者に届けられるわけではないし、特許のすべての機能が実装されるわけでもない。しかし、少なくともそれは、企業が研究開発部門で取り組んでいることを指摘している。アップルは現在もタッチスクリーン式MacBookの開発に取り組んでいるのだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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