国内

2023.12.14

「デジタル帰宅部」の高校生がゆるーくまちおこし

プレスリリースより

東尋坊、丸岡城、三国湊などの観光名所を有する福井県坂井市は、高校生の「ゆるいコミュニティー」でまちおこしを目指す、その名も「デジタル帰宅部」を創設し、池田禎孝市長を顧問として活動を開始した。

この活動では、福井市出身の慶應義塾大学特任准教授、若新雄純氏がプロデューサーを務めている。若新氏は、同学SFC研究所の「ゆるいコミュニケーション・ラボ」をプロデュースし人間関係やコミュニケーションの研究を行う一方で、地方創生事業の支援活動なども行っている。2014年には福井県鯖江市で女子高校生によるまちづくりチーム「鯖江市役所JK課」のプロデュースも手がけた。また、慶應義塾大学SFC研究所所員で福井県地域パートナーを務める村上純一郎がコーディネーターとして、世界最大規模の総合コンサルティング企業アクセンチュアがサポーターとして参加している。

約5カ月間にわたり、以下の4ステップの活動を予定している。

ステップ1は、「マインクラフト」に構築した坂井市ワールドで、高校生が居心地がいいと感じる場所について考えるというもの。これは10月末から活動が始まっている。マインクラフトに慣れるためのワークショップ、坂井市の資源について学ぶワークショップも開かれる。

ステップ2は対面でのフィールドワーク。東尋坊、丸岡城、三国湊などの観光地を訪れ、坂井市の魅力を発掘する。

ステップ3はグローバルプレゼンテーション。若者の視点で訪日外国人観光客に向けた施策を発表し、アクセンチュアの助言を得て磨いていく。

ステップ4は最終報告会。グローバルプレゼンテーションで発表したアイデアや気づきを磨き、坂井市長に最終的な活動報告を行う。

デジタル帰宅部には、高校生たちに以上の施策に協力してもらうのと同時に、まちづくり体験をとおして郷土愛を高めてもらいたいという願いも込められている。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事