「北陸新幹線 美食観光経済圏の可能性とは」(第5回目・最終回)は、「世界が注目!日本のウェルネス市場は45兆円、軽井沢から福井までウェルネスが活発化!」というテーマで、世界のウェルネス市場に精通されているCAホールディングスCEOの相馬順子さんに、世界のウェルネスの最新の潮流と、11月11日に永平寺四季の森(福井県永平寺町)において開催されたGlobal Wellness Institute(GWI)の内容についてお話を伺う。
鈴木幹一(以下鈴木):11月11日に永平寺四季の森(福井県永平寺町)にて
Global Wellness Institute(GWI)Japan Round Tableが日本で初めて開催されました。そもそもGWIとはどのような組織なのでしょうか?
相馬順子(以下相馬):Global Wellness Institute(GWI)は、ウェルネス・ヘルスケアー業界最大の国際会議であるGlobal Wellness Summitのシンクタンクです。現在28の専門部門に分かれており、それぞれが独自の研究をする傍ら、ウェルネス経済のデータ、毎年のトレンドを発行しています。また、ウェルネスに関し、BBCの放送チェックを行う機関でもあります。
Global Wellness Summitは、選ばれた人しか出席できないため、ウェルネス業界のダボス会議と言われています。会議は毎年世界各国持ち回りで開催されており、116か国から参加者が集まっています。日本からも毎年参加者が会議に出席しています。今まで会議のスピーカーになられた方には、森トラスト社長の伊達美和子氏や、星野リゾート社長の星野佳路氏などがいらっしゃいます。