今週、月と星々を鑑賞するために知っておくべきことを以下に述べる。
10月2日月曜日:月、すばる、天王星と木星
この日の夜8時頃に東北東を見ると、青く輝くすばるの星々と、輝面比79%の美しい月が並んで見える。その右には天王星(望遠鏡か双眼鏡が必要)と木星(肉眼でよく見える)が並ぶ。10月6日金曜日:下弦の月
この日、月は下弦となり、毎夜遅く昇るようになりながら輝きを弱めていく。午前中、西の空で月を見るのに最適なタイミングでもある。10月7日土曜日:三日月とふたご座
この日の夜11時過ぎから深夜にかけて、東北東の空に輝面比39%の三日月が、ふたご座の明るい星であるカストル、ポルックスとともに昇ってくるところが見える。10月8日日曜日:三日月とプレセペ星団
この日の深夜過ぎ、輝面比30%の三日月が、太陽系に最も近い散開星団の1つであるプレセペ星団(M44)のすぐ近くに昇る。10×42か10×50の双眼鏡があればすばらしい光景が見られるだろう。今週の天体:ペルセウス座の二重星団
大型の双眼鏡(10×42か10×50)か小型の望遠鏡を持っている人は、日没後の北東の空で、ペルセウス座を探してほしい。同じ視界の中に「二重星団」と呼ばれる2つの散開星団NGC 869とNGC 884が見つかるはずだ。二重星団は太陽系から約7000光年離れたところにある。今週の星空鑑賞のヒント:光害とともに暮す
あなたは都市に住んでいるだろうか。もしそうなら、光害がどれほど星空鑑賞に悪影響を及ぼしているか知っているだろう。しかし、諦めてはいけない。星空保護区へ行ったり、光害マップで良い場所を見つけるのはもちろんすばらしいアイデアだが、たとえ光害に荒らされていたとしても、庭先で天体を学ぶチャンスはたくさんある。なによりも、街灯や人工光源の見える場所に立たないこと(ビルの陰は理想的)。星座と明るい恒星を見つけて、それぞれの位置関係を知ろう。29日かけて地球を回る月や惑星の動きを観察しよう。双眼鏡があれば、彼方にある星団や銀河を見ることもできる。たとえ光害の中からでも。双眼鏡はどんなものでもよいが、10×42か10×50が天体観測に最適だ。
(forbes.com 原文)