SMALL GIANTS

2023.10.04 17:00

【第3弾】秋元祥治、堅田佳一ら9人がスモール・ジャイアンツ イノベーターに

関西エリア
鳴海 禎造 glafit代表取締役CEO

#モビリティ #地方創生 #シリアルアントレプレナー

なるみ・ていぞう◎一般社団法人 日本電動モビリティ推進協会 代表理事も務める。和歌山市出身。高校時代に始めた個人売買で商売に目覚め、大学を卒業後2003年に自動車販売店を設立。以来約20年間で国内外に5つの会社を設立し、主に乗り物関連ビジネスに従事。17年に「日本を代表する次世代乗り物メーカー」を目指して設立したglafitでは、自転車型の電動バイクやキックボード型の電動スクーターを開発し販売。規制のサンドボックス制度を使い、21年6月「国内初の自転車・電動バイクの車両区分の切り替え」を認められる。さらに法整備への取組みや、業界団体の日本電動モビリティ推進協会(JEMPA)を設立し会長に就任するなど、業界のルール作りや啓発活動、政策提言などを行い、道路交通法や道路運送車両法上の特定原付という新車両区分の設立にも携わった。

趣味:乗り物、写真、ドラマ

メッセージ:
私の出身であり事業の拠点である和歌山県は人口順位では全国40番目という代表的な地方です。急速に人口減少と少子高齢化が進んでいるので、課題先進県といえます。

地元には上場企業が10社程度しかありません。そして、スタートアップと言われる会社もほぼ皆無です。つまり個人事業主や家族経営といったスモールビジネスの宝庫ともいえます。

私はこの20年、和歌山と海外拠点(中国)そして東京拠点の3拠点活動を通じて様々な発見をしてきました。一番の発見は、小さくても業界トップ、小さくても長寿ビジネス、今は小さくてもこれから大きくなる、そういった可能性を秘めたまま埋もれている数々の会社やビジネスがまだたくさん有ると知った事。これらが大きな伸びしろのように見えてきました。

これからは地方が活躍できる時代だと考えます。そんな可能性を皆さまに知って頂きたく、少しでもご紹介できたらと思っております。グローバル×ローカル─「グローカル」にご期待ください。

沼本 和輝 経済産業省 近畿経済産業局 中小企業政策調査課 調査分析係長

#行政 #デザイン #人的資本経営

ぬまもと・かずき◎1990年生まれ、兵庫県神戸市出身。大阪市立大学(現、大阪公立大学)卒業後、経済産業省近畿経済産業局入省。スタートアップファイナンスのリサーチ等を経験後、経済産業省本省にて航空機産業セクターにおけるR&D戦略構築や技術開発支援等に従事。

22年度から現職。関西を中心とした中堅・中小企業45社のインタビュー調査から、社員の幸せと会社の成長の両立を目指す「人的資本経営」の因数分解を通じた解像度の向上と、実践企業の拡大を目的として「BE THE LOVED COMPANY」プロジェクトなどに取り組む。(Forbes JAPAN記事はこちら
 
21年より経済産業省等の仲間とともに政策立案改革に向けたデザインアプローチの活用可能性を探る「JAPAN+D」プロジェクトを創設、現在は経済産業省大臣官房業務改革課に併任発令を受け、正式に政策立案改革プロジェクトとして従事。記事はこちら。RIETI(独立行政法人経済産業研究所)コンサルティングフェロー。
 
趣味:サウナ、音楽を聴く、ご当地名店巡り(特にラーメン)
(音楽はサカナクションやくるりが好き)
次ページ > 長崎で平和×ビジネスを実践

編集=督あかり

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事