第3弾は、事業創出家の秋元祥治やクリエイティブディレクターの堅田佳一など、9人のSGイノベーターを紹介しよう。
北海道・東北エリア
今井 浩恵 シロ会長兼ファウンダー/ブランドプロデューサー
#自然の恵みによりものづくり #アントレプレナーシップ #社会課題の解決
いまい・ひろえ◎1974年生まれ。95年、ローレル(現・シロ)入社後、2000年同社代表取締役社長就任後、土産物などをつくる食品加工会社から化粧品雑貨OEMへ転化させる。その後2009年自社ブランド「LAUREL」を設立。15年 ブランド名を「shiro」へ変更。ブランド名は自身の名前である浩恵の「hiro」と二人の息子の名前の頭文字「s」を合わせたもの。19年ブランド設立10周年を迎え、社名を株式会社シロ、ロゴを「SHIRO」に変更。21年同社代表取締役会長兼ファウンダー/ブランドプロデューサー就任。23年、創業の地・北海道砂川市に「みんなの工場」を開設。現在は社会課題を解決できる会社へ成長させるべく日々考えながら取り組む。趣味:趣味と仕事の境界線がなく、無趣味。
(ファッションも海外旅行もペットとのひと時も、すべて仕事や社会活動に自然につなげてしまう)
メッセージ:
社会で起こっている違和感を民間企業である私たちに何ができるか日々考え、多くの人と話し、解決していきたいと考えています。そのひとつに森の循環に着目し取り組んでいる「MAISON SHIRO」があります。森を育てるために森の木は間伐する必要があります。「MAISON SHIRO」は地域の間伐材のみで一棟貸しの宿泊施設を建築することを決めました。目下、関係者と森を主体とした建築設計の方法を探り進めています。全国各地のスモール・ジャイアンツ イノベーターの人々の活動がより多くの人に知られ、ネットワークが広がっていくことを期待しています。
白川裕也 仙台市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援課 拠点形成係長
#スタートアップエコシステム #ソーシャルイノベーション #東北
しらかわ・ゆうや◎1985年秋田県大館市生まれ。東北大学を卒業後、新卒で仙台市役所へ入庁。ケースワーカー業務を経験後、日本貿易振興機構に派遣。帰庁後、企業誘致、中小企業金融支援を担当。2013年から起業支援業務を担い、仙台市起業支援センターの立ち上げ、東北全域を対象としたアクセラレーションプログラムやスタートアップ・エコシステム拠点都市の企画・運営をする。4月に新設されたスタートアップ支援課でスタートアップ・エコシステムの発展に向けた様々なプロジェクトを推進。仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会事務局、一般社団法人ベンチャー型事業承継エヴァンジェリストなどを兼務。
趣味:自然の中で過ごすこと、料理、写真
メッセージ:
仙台・東北には、農林水産業など自然の恵みとともにある産業や、大学などの研究成果を活用した高い技術力を持つ企業が集積しています。
東日本大震災をきっかけに、社会や地域の課題を解決したいという想いを持った社会起業家が数多く生まれ、新たな事業に挑戦する中小企業や最先端のテクノロジーを社会課題解決に活かすスタートアップが増え、エコシステムができつつあります。