ニュースサイト91Mobilesは9月25日、著名リーカーのKamila Wojciechowskaが入手したグーグルの新端末のスペックシートについて報じたが、そこには、この端末のアップデートポリシーについて「7年間のOSとセキュリティのアップデート」と書かれていた。
グーグルは現在、3年間のAndroidのアップデートと5年間のセキュリティパッチを提供しており、このパッケージを7年間に延長するのであれば大きな改善と言える。報じられた内容が正しいのであれば、Pixel端末はAndroidの頂点に立ち、サムスンのフラッグシップモデルの4年間を上回るサポート期間を有することになる。
91Mobilesは、この7年間の詳細について明らかにしていないが、筆者はPixel 8シリーズに5年間のAndroidアップデートが提供され、そこに2年間のセキュリティパッチが追加されるのではないかと考えている。
1つの端末をより長く使用可能にするソフトウェアサポートの延長は、消費者にとっても環境への配慮の観点からも大きな前進と言える。アップルは長年、5年から6年のiOSアップデートを提供しており、2015年のiPhone 6sのような古いデバイスにも、今年7月にセキュリティパッチを提供していた。しかし、Android端末の所有者は、現状ではこのレベルのサポートを受けられていない。
これは以前からの、Android端末の欠点だった。サポート期間はメーカーごとにまちまちで、2020年のmotorola edgeの場合は、当初のアップデートが1回のみで、後に批判を受けて2回に延長された。高価なスマートフォンの寿命を伸ばすのは、自然な流れと言えるだろう。
ちなみに、ニュースサイト9to5Googleは、小売業界の関係者から得た情報をもとに、Pixel 8の価格が699ドル(約10万4000円)、Pixel 8 Proが999ドル(約14万9000円)になると予測している。
(forbes.com 原文)