8月14日月曜日:流れ星
ペルセウス座流星群はピークを過ぎたが、暗い夜空では今も「流れ星」を見ることができる。光害のない場所へ行くことが何よりだが、もう1つ、快晴の空も必要だ。8月16日水曜日:新月
この夜、月は地球から見ると太陽の輝きの中に埋もれ、夜空に姿を見せることはない。新月は月の満ち欠けの周期である朔望月の始まりであり、その後、何日かは日没後の西の空に沈んでいく美しい三日月を楽しむことができる。新月になると、月の地球に面している部分は完全に影になる。写真は新月の翌日に1%だけ照らされているところ(NASA Daily Moon Guide)
8月19日土曜日:三日月と火星が接近
この日の午後7時20分頃、西の空では、輝面比8%の細く美しい三日月が火星と3度の位置まで接近する。月の位置は低く、この時間は空がまだ完全に暗くなっていないので、見るためには双眼鏡があった方がよい。今週の星座:いて座とティーポット
いて座は夏の夜空を飾る美しい光景であり、それは天の川銀河の密な星々の一部だからだ。実際この星座は銀河の中心に近いので、いて座を眺めることは、天の川銀河の中心点を見ていることでもある。
目印になるのは「射手(The Archer)」ではなく「ティーポット」と呼ばれるアステリズム(星群、複数の恒星をかたどった星の集まりだが、一部を除き国際天文学連合に認められていない)だ。南の空でいて座の一部が「ティーポット」の形を作っているところを探してみよう。
いて座は構成する星の数が多く、特定しにくい星座だが、その一部がかたちづくる「ティーポット」は見つけやすい(ステラナビゲータLite)
今週の天体:環状星雲(M57)
約2000光年の彼方、こと座の中にあるこの明るくて色彩豊かな惑星状星雲は、直径15cmの望遠鏡で見るのがいちばんだ。爆発した恒星の残骸であるこの星雲を鮮明に見るためには光害を避ける必要がある。
環状星雲は最近、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)によってその詳細が捉えられた。
環状星雲(M57)(NASA)
(forbes.com 原文)