そんなTwitterに対して、2023年2月から利用調査を行っているApplivが7月に行なった最新の調査についての結果を公表しています。
まず、Twitterを利用する頻度について、2月の調査時点で毎日利用していると回答した人を対象に調査。結果は、94%の人が現在でも毎日利用していると回答しました。
Twitterの満足度は、「非常に満足」「まあまあ満足」を合わせて74.3%いますが、2月の調査に比べて6.3%ほど減っています。毎日使い続けているものの、不満度は少し上がっているようです。
TwitterからほかのSNSへ移行を検討したかの質問に対しては、「検討したことはない」と回答した人が46.3%で、前回、前々回の結果からグッと下がっています。移行を検討した人は合わせて39.5%おり、増えている理由は今回の騒動がきっかけだったかもしれません。ただ、すでに移行先のSNSを利用している人も4.9%いますが、移行したけどTwitterへ戻ってきたという人も2.4%おり、Twitterの代替を見つけるのは難しいようです。
移行を検討したことがある人に理由を問うたところ、「サービスが有料化する可能性」(25.3%)、「サービスが終了する可能性」(22.2%)と、将来の展望を予想して移行を考えている人が半数近くいることが分かりました。一方で「新機能が使いづらい、好みではない」が15.7%と前回、前々回の調査から一気に増えており、慣れ親しんだTwitterの改変に嫌気が差した人が増えているようです。
移行先の候補としては、インスタが37.4%とトップで、続いてLINE(16.2%)、Facebook(6.1%)となっていますが、Twitterに変わるものかというと少々疑問。Mastdon(3.5%)、Bluesky(2.0%)、Threads(2.0%)などが対抗馬というところですが、食指が動いているかというとそれほどでもないようです。
最近もThreadsが新たに立ち上がりましたが、振興SNSがどんなに使い勝手のよいものであっても、Twitter民の大半がそのSNSを利用しようとしない限り、Twitterが廃れることはないでしょう。インスタやTikTokは若者に人気ですが、Twitterとはまたちょっと使い方も違います。今回、大混乱は起きましたが、いまは落ち着きを取り戻しており、よほどのことがない限り廃れるという自体にはならないではないでしょうか。
出典:Appliv「Twitterの利用状況に関するアンケート調査」より