「私は数字に弱いのです」とおっしゃる方は、本当に多いです。数字に追われた経験から、「数字」という言葉を聞くだけで拒否反応が出る方もいらっしゃいます。しかし、数字は事実をわかりやすく表すものでしかなく、数字そのものを恐れる必要は全くありません。数字は、とても便利な道具ですから、ぜひ戦略MGを通じて使いこなせるようになってもらいたいです。
参加者たちの感想は?
以下、実際に参加された方の声からご紹介しましょう。「数字に強くならなければならないとされるのはなぜなのか、腹落ちした」
「リスクを負うことなく失敗体験を積み、経営をしたり数字を扱ったりする経験値を上げられた」
「自分の知識や経験の偏り・考え方の癖を自覚することで、段違いに成長することが出来た」
経営者はやはり、限界まで借入をして多額の設備投資を行うなど、大きなビジネスにトライする方が多いです。うまく行く場合もあれば、借金が返せなくなって倒産する場合もありますが、いずれにしろ短期間で成果が出るような派手な経営をされることが多いです。
士業やフリーランスの人は、ブランディングに力を入れる傾向があります。借入を極端に嫌う方が多く、思い切った投資をしないので、短期的には良くても、固定費が上がってくるとじわじわと苦しくなります。固定費を吸収するための値上げに成功するかどうかがポイントになります。
社員の大量退職、新規参入企業による価格破壊──
ビジネスパーソンは、日常業務で行っていることは難なく出来るのですが、普段取り組んだことがないことをしようとすると手が止まってしまいます。例えば、戦略MGでは、最初に自分が経営する会社の会社名をつける必要があります。普段、クリエイティブな仕事をしている人は、すぐに意図を込めた洒落た会社名をつけられるのですが、そうでない人は手が止まってしまいます。「3分で考えてください」と言われると、苦し紛れに、「黄色が好きだからイエロー株式会社」だとか、「今朝トマトジュースを飲んだからトマト株式会社」など、安易で意味のない名前をつけてしまうケースも多いです。不思議と、安易に名付けた会社は倒産しやすいのも、戦略MGの面白いところです。
ゲームの中では、実際のビジネスシーンで起きるようなあらゆることが起きます。粉飾決算・談合のような不正もあれば、社員の大量退職や新規参入企業による価格破壊など、経営者として心が折れそうな事態に陥ることも多々あります。ただ、これはあくまでもゲームです。
終了後の懇親会では、「ゲームで良かった」とホッとするとともに、「なぜあんなことが起きてしまったのか」とみんなで話し合うなど、ビジネスに関する議論も白熱します。書籍で読むよりも実感があり、楽しく、その日の成功者の話を直接聞くことができるのも魅力です。