EUは一切認めていない
EUでは、1988年にすべての肥育ホルモンが全面使用禁止になった。さらに翌年には、肥育ホルモンを使用した肉の輸入すらも禁止になっている。ホルモンが人間の体にどんな影響を与えるのかは未だに科学的根拠を確立できていないが、EUが肥育ホルモンの肉の輸入を禁止してから7年で乳がんの脂肪率が最大で45%減少したというデータもある。
がんとの関係
日本で乳がんや前立腺がんなどの「ホルモン依存性がん」が増加しているのと、アメリカ産の牛肉に残っている肥育ホルモンの関連性が疑われている。実際に、日本人の牛肉消費量とホルモン依存性がんの発生数が比例しているというデータもある。
肥育ホルモンが多く含まれている食べ物を食べるメリットはないだろう。
私たちにできること
牛肉をはじめとして、国産よりも外国産のほうが安全性が低いと考えられる食品はたくさんある。例えば、日本は年間488万トンもの小麦を海外から輸入しており、その約半分をアメリカから輸入している。
アメリカの小麦の多くは、グリホサートという、発がん性がありさまざまな疾患を誘発させる懸念がある薬が散布されているのだ。
外国産と比べて価格が少し高かったとしても、国内の生産者を応援する意味で国産の食品を積極的に選ぶようにしよう。
【参考】
・農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html
・東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/124545?page=2
・マネーポストWEB
https://www.moneypost.jp/629407/3/
https://www.moneypost.jp/768193
※この記事は、2022年8月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。