アワビ、漁獲量10分の1で「絶滅危惧種」に。その理由は?

研究が進む稚貝育成


松江市鹿島・島根栽培漁業復興センターは、アワビの種苗生産や陸上養殖技術の確立へ向け、東京の企業や大学と連携している。

採卵から育成まで管理することで、安定的に年間目標の40万個以上の生産をする予定のようだ。

陸上養殖で使う珍しい半循環取水システムを開発し、漁村の活性化に繋げようとしている。

アワビ養殖は解決策になるか


現状の養殖業には、さまざまな問題点もある。例えば、養殖されている魚の食べ残した餌によって海が汚れてしまう問題だ。養殖魚の餌の食べ残しは、家庭用排水と並んで、海を汚す大きな要因となっている。

私たちの調べでは、現時点でアワビ養殖の明確な問題は見つけられなかったが、普及することで何かしらの問題が出てくると予想されるため、新しい技術に期待しつつ、本質的な解決策を模索していく必要があるだろう。

【参考】
・FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/466156
・国立研究開発法人水産研究・教育機構
http://nria.fra.affrc.go.jp/hakko/awabi/1.pdf
・テレ朝news
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000279376.html
・日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC261DZ0W2A420C2000000/
・山陰中央新報デジタル
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/212809
・NHK for School
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005402339_00000
・TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/226678
・讀賣新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220731-OYT1T50094/

※この記事は、2023年1月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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