著名アナリストのミンチー・クオは、以前からアップルがSEの第4世代モデルをキャンセルするか、延期するという噂を伝えていた。しかし、クオは1月7日のmediumの投稿で、サプライチェーンから得た情報として2024年に予定されていたSEの中止が確定的になったと述べている。
クオによると、アップルは当初、初の自社製の5Gモデムチップを第4世代のSEに搭載し、動作検証を行った後に、2024年のiPhone 16シリーズに搭載する予定だったという。しかし、同社はこのモデムの開発に失敗し、SEの発売をキャンセルしたという。
その結果、2024年の下半期に発売されるiPhone 16シリーズを含むセルラー通信対応デバイスは、引き続きクアルコム製のチップを採用すると見られている。クアルコムは以前、2024年にiPhoneの受注を失い始めると予想されていた。
このニュースは、現行の第3世代モデルのiPhone SEよりも新しく手頃な価格のiPhoneが欲しい人には、非常に残念なものだ。しかし、自社の5GモデムがiPhone 16シリーズに搭載される可能性が高まったクアルコムにとっては素晴らしい報せと言えるだろう。
第4世代のiPhone SEは、iPhone XRの筐体をベースにすると予測され、現行モデルのSEよりも大きなサイズになると考えられていた。さらに、指紋認証のTouch IDではなく、Face IDに移行すると予想されていた。アップルは、2024年のSEを中止にした結果、全く新しいSEを開発するのかもしれないが、それがどんな端末になるかは、まだ分からない。
(forbes.com 原文)