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2022.11.11 13:30

ツイッターから3人の重要幹部が離脱、セキュリティ責任者も

Getty Images

ツイッターのセキュリティ部門のトップを含む、3人の重要な幹部が、ここ24時間の間に全員退社したことが明るみに出た。

ツイッターの最高情報セキュリティ責任者を務めていたリー・キスナーは11月10日、「私は会社を去るという辛い決断をした。プライバシー、セキュリティ、ITの各チームと仕事ができたことを誇りに思う」とツイートした。キスナーは、元アップルの社員で2021年4月からツイッターで勤務していた。

情報筋によると、プライバシー最高責任者のダミアン・キエランも辞めたというが、彼は公の声明は出していない。キエランは、7年前にツイッターのグローバルデータ保護責任者としてキャリアをスタートさせていた。また、コンプライアンス責任者のマリアンヌ・フォガティも退社したとされる。彼女は2015年から同社に在籍していた。

3人の退社を最初に報じたジャーナリストのケイシー・ニュートンによると、匿名の従業員がツイッター社内のSlackに、退社について投稿し、3人のリーダーシップがなければ、エンジニアは自分たちの力で連邦通信委員会(FTC)の規制に対応しなければならないと述べたという。「この状況は、ユーザーにとって極めて危険なものだ」と彼は書き込んだとされる。

「FTCは、セキュリティやプライバシーの問題が発生した場合、ツイッターに何十億ドルもの罰金を科すことができる。そのため、ツイッターの事業の継続が脅かされる」と、その従業員は述べ、内部告発者支援のサイトのへのリンクを貼っていたという。

The Vergeによると、この従業員はSlackのメッセージで、ツイッターの法務部長のAlex Spiroが、「イーロンはこの会社で巨大なリスクを引き受ける覚悟だ。彼は、ロケットを宇宙に飛ばす男だから、FTCのことなど恐れていない」と言ったのを聞いたと述べている。彼はまた、「すべての従業員が経営陣からのプレッシャーを受け、大きな事件に発展しそうな変更を押し付けられることになりそうだ」と、付け加えている。

マスクはすでに、前CEOのパラグ・アグラワルや中間選挙の監視を任務とする多くの従業員を解雇している。しかし、ブルームバーグは、同社が解雇した一部の従業員に復帰を要請したと報じている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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