韓国で急成長を遂げるEコマースサイト「クーパン(coupang)」は日本のソフトバンクから10億ドル(約1240億円)の資金調達を行うことを発表した。
今回の取引は7月に完了する見込み。10億ドルという巨額な資金は韓国最大のオンラインストアを展開するクーパンに多大な力をもたらすと見られる。
クーパンは約6月前に投資会社BlackRockの主導により3億ドルの資金調達を行ったが、その際の同社の評価額は25億ドルと見積もられた。
クーパン社が今回のソフトバンクとの取引で、どのような評価額を得たかは明らかにされていないが、公開されたプレスリリースの中で、同社は今後「シリコンバレー、シアトル、上海、ソウルにある事業拠点の研究開発機能を拡大していく」と発表。
同社のモバイルアプリは2,500 万以上のダウンロード数を持ち、韓国内で最大規模のアクティブユーザーを誇っている。
クーパンはボム・キム氏により2010 年に創業。
ソフトバンク以外には、Greenoaks Capital Management、Rose Park Advisors、 BlackRock、Wellington Management Company、Sequoia Capital Global Equities、Sequoia Heritage、Maverick Capital、Altos Ventures などから出資を受けている。