英王室関連の配信ドラマ&アニメの人気が急上昇

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エリザベス女王が9月8日、96歳で死去したことを受け、英王室に対する関心が高まるなか、女王の半生と王室を描き、プライムタイム・エミー賞で複数の賞を獲得したNetflixのドラマ、「ザ・クラウン(The Crown)」が再び視聴ランキングの上位に浮上している。

9月11日までの1週間の視聴ランキング(英語ドラマ)では、シーズン1が視聴時間1750万時間で7位につけたという。

そのほかTikTok では、HBO Maxの風刺アニメ、ウィリアム皇太子とキャサリン妃の長男ジョージ王子を主人公のモデルにした「ザ・プリンス(The Prince)」、Apple TV+のドキュメンタリーシリーズ、チャールズ新国王の次男ヘンリー王子と米司会者オプラ・ウィンフリーがプロデュースした「あなたに見えない、私のこと(The Me You Can’t See)」、そして「ザ・クラウン」がトレンドになった。

また、ヘンリー王子の妻メーガン妃が配信するSpotifyのポッドキャスト番組、「アーキタイプス(Archetypes)」は、服喪期間中は新たなエピソードのリリースを見送ると発表されたが、米国のランキングではその後も2位につけている。

「ザ・クラウン」は最終シーズン撮影中


1990年代の英王室に焦点を当てる「ザ・クラウン」シーズン5は、11月に配信開始の予定。エリザベス女王役は、前2シーズンで演じたオリビア・コールマンから、イメルダ・スタウントンに引き継がれている。

最終シーズンとなるシーズン6では、新たにエド・マクヴィーとメグ・ベラミーが、ウィリアム王子(現在は皇太子)とケイト・ミドルトン(キャサリン皇太子妃)役として登場することになっている。

シーズン6は現在制作中だが、エリザベス女王の死去の翌日から、撮影を一時中断。同社の広報担当者は、女王の葬儀の日も撮影は行わないと発表している。最終シーズンのストーリーのなかで、女王の死やヘンリー王子夫妻とロイヤルファミリーの確執が取り上げられるかどうかは、現時点では明らかにされていない。

エリザベス女王は8日、静養先のスコットランドのバルモラル城で亡くなった。国葬はロンドンのウェストミンスター寺院で19日に行われる予定。女王の遺体は14日から、ウェストミンスター宮殿の大広間で公開安置されている。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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