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2022.09.05 15:00

米生活雑貨ベッド・バス幹部が高層ビルで転落死、株価急落後に

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Photo by Justin Sullivan/Getty Images

米生活雑貨大手の「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」のCFOのグスタボ・アーナル(Gustavo Arnal)が9月2日、ニューヨークの高層ビルから転落して死亡したことが4日、明らかになった。

ニューヨーク市警のアンワール・イシマール巡査部長はフォーブスの取材に、アーナルの死因はまだ調査中だが、自殺の可能性が高いと述べた。

アーナルは2日の正午頃、「ジェンガ・ビル」として知られるトライベッカの高層ビル、56レオナードの下で発見され、救急隊によってその場で死亡が確認された。匿名の警察関係者は、CNNに対し、アーナルがこの高層ビルの高級物件に居住しており、アーナルの妻は彼が18階のバルコニーから飛び降りるのを目撃したと語った。

ベッド・バス社は4日に出した声明で、「会社全体がこの衝撃的な喪失に深い悲しみを覚えている」と追悼した。リンクトインのプロフィールによると、アーナルは化粧品大手のエイボンやウォルグリーンを経て、プロクター・アンド・ギャンブルで20年以上役員を務めた後の2020年に、ベッド・バス社に入社していた。

ベッド・バス社の株価は、31日に1020以上の店舗のうちの約150店を閉鎖し、会社とサプライチェーンのスタッフの約20%を解雇すると発表した後に21%急落していた。長年苦境にあった同社の株価は、8月に個人投資家が積極的に売買する「ミーム株(はやりの株)」として浮上した。しかし、8月中旬にアクティビスト(物言う株主)として知られるゲームストップ会長のライアン・コーエンが同社株を売却したため、株価は下がり始めていた。

同社は6月、予想を下回る決算を発表した後にマーク・トリットンCEOを更迭した。ベッド・バス社は、景気後退の懸念が高まる中で、レイオフなどのコスト削減に乗り出した米国企業のうちの1社だった。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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