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2022.08.30 16:00

【8月第4週資金調達まとめ】再生可能エネルギーのヴィーナ・エナジー・ジャパンが53億6000万円調達


テコテック


調達額:6億円
調達先:SBI証券 / ジオテクノロジーズ / コーエーテクモキャピタル / イグニス / Kort Valuta
備考:同社経営陣からの調達を含む

自動でトレード記録・分析ができるアプリ「カビュウ」をはじめとして、ブロックチェーン事業や決済認証システム事業を手がける企業。

「カビュウ」は、ユーザーが利用中の証券口座のログインIDを登録しておくだけで毎日自動で株式の売買履歴や資産推移を可視化できるアプリケーション。

取引結果の記録だけでなく、豊富な分析機能や複数の証券口座に対応できるという特徴を持っており、個人投資家にとって使いやすいUIUXを提供している。2021年7月には、同サービスに適時開示情報の提供を開始した。

これによって、株価の変動に大きく影響を及ぼす可能性がある“決算短信”、“業績予想の修正”、“配当予想の修正”などの適時開示情報をアプリですぐに確認することが可能になった。

2022年8月、SBI証券、ジオテクノロジーズ、コーエーテクモキャピタル、イグニス、Kort Valuta、同社の経営陣などを引受先とする第三者割当増資により約6億円の資金調達を実施。

今後、コンピュータ技術・サービス開発の経験、知恵を活かし、株式や投資信託といった伝統的な金融商品から暗号資産などを基軸としたWEB3.0などの新事業領域まで、未来のサービス基盤を産み出すテクノロジーのリーディングカンパニーになる事を目指していく。

Vetanic


調達額:5億円
調達先:KII2号投資事業有限責任組合 / QB第二号投資事業有限責任組合
備考:シリーズAラウンド

iPS細胞で動物再生医療を推進するバイオテック領域スタートアップ。

同社は動物向けのiPS細胞由来再生医療等製品の開発を進めている。

これまでイヌ等の一部の動物種では、マウスやヒトに比べiPS細胞の樹立が困難(多能性誘導耐性)であることが知られていた。

日本大学生物資源科学部 獣医学科獣医外科学研究室 枝村一弥教授(獣医師)、久留米大学医学部動物実験センター 塩澤誠司准教授(元慶應義塾大学医学部生理学教室、獣医師)および慶應義塾大学医学部生理学教室 岡野栄之教授(医師)らは共同研究でこの課題を克服し、臨床応用に適したiPS細胞を作製する独自技術を完成、特許を共同出願。

この技術を用いて、iPS細胞由来イヌ間葉系幹細胞(MSC)をはじめとした多様な再生医療等製品の研究開発を推進、農林水産省に薬機法に基づく動物用再生医療等製品として製造販売承認申請し、実用化を目指す。

2022年8月、シリーズAラウンドにおいてKII2号投資事業有限責任組合、QB第ニ号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資にて、5億円の資金調達を実施。

調達資金はイヌiPS細胞由来MSC製剤の製造方法開発、非臨床試験ならびに臨床試験の実施に用いる他、GMP製造を見据えた製造拠点の整備に充当される見込みだ。

さらに、同社は現在MSC製剤に続く2つ目の再生医療等製品の開発に着手すべく準備を進めており、当該パイプラインにも資金注入していく方針だ。
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文=STARTUP DB

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