仕事で良い印象を与える6つの方法

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これまでのキャリアの中で、最も記憶に残っている人物を思い起こしてみてほしい。誰が、どんな理由で頭に浮かぶだろうか?

その人はおそらく、次の両極端なタイプのいずれかだろう。一つは、誰からも尊敬される良き指導者的な人。もう一つは、常に人々の神経を逆撫でする無神経で自分勝手な人だ。

相手の印象に強く残るかどうかは、自分がどんな人かというよりも、周囲の人々にどんな気持ちを抱かせるかにかかっている。他人に与えた第一印象は、それが良いものでも悪いものでも、キャリア全体を通じて続くものだ。

以下に、仕事で良い印象を与える6つの方法を紹介する。

1. 相手に関心を向ける

携帯電話から目を離さない人と話した経験はないだろうか? あなたはその時、どのように感じたか?

話している人に目を合わせ、アクティブリスニングをすると、相手はこちらが興味を持って向き合っており、自分の発言を重視してくれていると感じる。結果、相手の間に信頼と尊重の関係が生まれる。これは、マルチタスクをしながらではできないことだ。

2. 相手を思いやる

思いやりをもって接すると、どんな相手であっても、後々にまで残る好印象を与えられる。例えばシンプルながらも思いやりを示せる行為として、笑顔でおはようございますと言いながら、相手のためにドアを開けてあげることがある。さらに、思いやりは伝染し、善意の好循環につながる。

3. 感謝の気持ちを表す

感謝の気持ちは、迷わずに表現しよう。良いフィードバックを聞き飽きる人などいない。残念ながら、多くの人は何か不満のある時にしか声を上げないからだ。普段から感謝の気持ちを表し、お礼の手書きメッセージを送ろう(この方法は軽視されがちだが、テクノロジーの時代である今、手書きのメッセージは大きなインパクトを与えられる)。さらに、相手が同僚であれコーヒー店の店員であれ、偽りのない誉め言葉を送れる人になること。そうすれば、他人に感謝する人としての印象を残せる。

4. 人の役に立つ

ちょっとした行為が大きな影響を生むことは多い。特に、見返りを求めない善意のインパクトは大きい。例えば、知り合い同士を紹介してあげるというシンプルな行為が、後に強力なパートナーシップに発展することがある。また、自分が過去に得た教訓や助言、時短につながるツールやコツなどを教えてあげることで、相手の役に立て、ポジティブな形で目立つことができる。ほんの少し時間を割くだけでも、相手にとっては計り知れない価値を生むこともある。

5. 独自性を出す

まねっ子や烏合の衆は世の中に溢れているため、忘れ去られやすい。場に溶け込むよりも、注目を浴びるよう努力しよう。自分が他人と違う点を強みととらえて強調し、自分の独自性がいかに人々の役に立つかをアピールすれば、自分を輝かせられる。その輝きは、良い意味で人々を引き付けるだろう。

6. 一貫性を保つ

あてにならず頼りない人は、すぐに周囲からの信用を失う。信用がない人は、厄介者として避けられてしまう。同様に、自分の行動や助ける相手に一貫性がないと、人々を困惑させることになる。困惑した人々は、あなたから離れていくだろう。

一方、一貫性を保つことで、自分が信用できて期待を裏切らない人であることを示せる。そうした人が珍しい現代では特に、良い意味で自分を目立たせ、周囲から求められる人材になれる。

forbes.com 原文)

編集=遠藤宗生

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