一目置かれる職務経歴書にするための5つのポイント

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わくわくするような転職先を探している場合は職務経歴書を完璧に作り込む必要がある。

あなたにある程度の経験があれば、人材採用担当者は職務経歴書に強力なハードスキルや大きな成果がいくつか入念に記載されていることを期待するものだ。

それには達成事項を明確に記し、あなたの価値観を示すような成果を記載する必要がある。この最も効果的な方法は、重要な測定基準やKPI(主要業績評価指標)を職務経歴書に記載し、あなたがもたらす本当の価値が雇用主に見えるようにすることだ。

ここではあなたに優位性を与えてくれるような、職務経歴書に含めるべき5つの重要項目を紹介する。

1. 財務系の成果を示す数字


財務は事業を刺激する。収入がなければ会社は事業を続けることができない。職務経歴書に財務面の基準を含めることで、人材採用担当者の関心を即座につかめる理由もここにある。具体的な数字や割合を挙げている場合はなおさらだ。

過去に収入の増加や売り上げの改善において重要な役割を果たしたことがある場合、これを明確にすべきだ。

しかし、重要なのは金を稼ぐことだけではない。事業支出や予算を減らすことでも全体的な利益が上がるため、どのようにコスト削減の取り組みや支出削減に貢献し、会社のコスト削減を支援したかについて例を挙げることもできる。

職務経歴書では全体を通して数字を使い、あなたの価値を定量化することが重要だが、財務面については特にそうだ。ただ売り上げを増やしたと言う代わり、「最近の四半期では新たな契約を20件結び、目標を22%上回る1万5000ポンド(約240万円)の売り上げが出た」などの例を挙げ、より具体的に述べること。

2. 時間管理


時間は会社の最も貴重なリソースだ。企業が求める重要なスキルが時間管理であることもこうした背景がある。

時間がかかるプロセスの負担軽減から作業量の優先順位付け、締め切り前にプロジェクトを完了させることなど時間管理の能力を示す方法は多く、あなたはこうした力を示すべきだ。

こうした能力は定量化が少し難しいが、現在のデータ主導の世界では、あなたが会社に与えた影響を特定するデータを集め分析する機会は多い。

あらゆるデータがあるが、全てのプロジェクトを平均3週間前倒しで完了させた方法を説明するなどシンプルなものでもよい。あるいは「採用プロセスの中で2つの大きな障壁を特定し、その克服のため新たな採用ツールと戦略を導入することで採用までの時間が25%短縮された」など、より詳細な例を出すことも可能だ。
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翻訳・編集=出田静

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