テクノロジー

2022.06.28 06:00

Zoomのプラットフォーム化を加速させる「Zoom Apps SDK」発表

(c)Zoom


もしZoomがアプリマーケットプレイスをうまく管理し、成長させることができれば、Zoomをビデオ通話分野における真の相互運用可能なコラボレーションオペレーティングシステムへと成長させることができるだろう。マイクロソフトやグーグル、さらにはセールスフォースもこのプラットフォーム領域に参入してきているので競争は激しい。
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Zoomのアプリ制作のロードマップは、マーケットプレイス内にアプリを公開することを容易にしている。開発者はアプリを作り、提出用チェックリストを記入し、審査を受け、マーケットプレイスでアプリを公開する。こうすることで、すべてのユーザーがそのアプリを利用できるようになる。かつて私は、まず新機能をリリースして後から問題を修正するZoomのやり方が、ゼロデイセキュリティリスクなどの憂慮すべき問題を引き起こすことに懸念を抱いていた。だがその後、Zoomは180度変わったと思う。開発者のエコシステムを戦略的に構築し、繁栄しうるアプリマーケットを構築しているのだ。ビデオ通話ソリューションのトップに位置するZoomなら、その市場は成功する可能性があると思う。

まとめ


Zoomは、戦略的にアプリマーケットプレイスを構築し、プラットフォームへの進化を試みていると思う。Zoomは最初の100個のアプリで成功し、戦略的に時間をかけて開発者向けのアプリSDKをリリースしたようにみえる。開発者にどうやればよいのか、どうすべきなのかを示すために、最初の100個をコントロールする必要があったのだ。

SDKの一般リリースは、Zoomの「プラットフォーム化」のための大いなる2歩目といえるだろう。
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注:Moor Insights & Strategyのアナリストであるジェイコブ・フレイマン氏がこの記事に協力している。

翻訳=酒匂寛

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