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2022.06.06 11:30

「アマゾンの会議、冒頭15分は無言」に通底。自己紹介は「自分のトリセツ」で

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4. コミュニケーションスタイル(英語力情報なども)


また、「コミュニケーションスタイル」は、例えば、婉曲的な表現よりもダイレクトなコミュニケーションを好む、であるとか、上下関係に関係なく、フランクなやり取りを良しとするなど、リアルなコミュニケーションや飲み会などができない中で、自分とやり取りする人が知っていた方が有益な情報を書くのが良いだろう。
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また、筆者の場合は、グローバルチームで働いているので、チームの共通言語は英語だ。そのため、「英語のコミュニケーションは問題ないが、ノンネイティブの英語話者であるため、表現がネイティブよりも不必要に直接的だったりすることがあること、また、英語の間違いに気づいたら適宜フィードバックをして欲しい」という旨を書き足せば、ネイティブの英語話者との間で会話上の軋轢を小さくできると思う。

5. コミュニケーションチャンネル


次に、「コミュニケーションチャンネル」も有益な情報だ。リモートワークの場合、連絡手段は電話、メール、Slackなどのチャットツール、オンライン会議などに限られる。どういう場合にどのツールを使って連絡された方がお互いにストレスが少ないのかを説明しておく。

例えば、緊急の時は電話がベター、フィードバックが欲しい場合はチーム共有のドライブにファイルを保存して自分をタグ付けして欲しい、複数人で議論したい場合はビデオ会議を設定して欲しいなどだ。これに関しては、チームで既存のルールがある場合も考えられるため、メンバーや上司と確認した上で個人として連絡がつきやすい方法を明示するのが良いだろう。
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6.「仕事の後は(趣味など)これをする」


最後の項目は、「仕事の後は(趣味など)」。好きなことや休日の過ごし方、子供、家族についてなど、仕事とは関係がない自分に関する情報を、過多にならない程度に入れておく。同僚との世間話のきっかけになるはずだ。

アマゾンの会議冒頭「全員、無言で文書を読む」理由


アマゾンではパワーポイントを使わず、会議の初めにワードの文書が共有され、15〜20分程度費やして会議の出席者が全員、無言でワード文書を読むという。

読むことで、売上高やビジネスプランなど議論に必要な数字、データ、背景など必要な情報を全員がインプットし、情報量を同水準にした上で議論に臨む、この独自の会議形式はよくメディアでも取り上げられている。

この理由の一つが、網羅された情報のインプットには、「読む」方が向いていることだ。プレゼンなど「話す」ことで伝える情報は、人となりの印象とともに記憶には残りやすいが、量としては文字情報に劣ることが多い。新しい職場で仕事を始める際には、従来通り、みんなの前で自己紹介をして良い印象を与えることはもちろん不可欠だが、同時に、「自分のトリセツ」を手渡してみるのはいかがだろう。リモートワーク環境でより効率的に自分を知ってもらうことに役立ち、働く上でのコミュニケーションをスムーズにできるはずだ。
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文=高以良潤子 編集=石井節子

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