ビジネス

2022.02.23

起業とフルタイムの仕事 両立させるための6つのコツ

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起業をフルタイムの仕事と両立させるには、ちょっとした戦略と多くの努力が必要だ。それでもきちんとしたシステムを採用することで、どちらかを犠牲にすることなく両立できる。

筆者は、2つの事業を両立しつつ約800人の従業員で構成されるチームを率いる管理職としてフルタイムで働く起業家コール・ジェーコブスを取材し、成功のコツを共有してもらった。

1. 目標を明確にする


目標は指標として機能し、常に前進を続けさせてくれる。そのため、複数の事業に注意を向ける必要がある場合は特に目標が重要になる。ジェーコブスは「成功の90%は、自分の目標が何かを理解し、その達成のための正しいシステムを作ることにより決まる。これには多くの計画や調整、規律が必要だ」と述べている。明確な目標があれば、こうした目標を現実に変える明確な行動計画が作れるだろう。

2. 整理する


整理し秩序を保つことは、仕事と起業のバランスを取る上で重要なことだ。成功を持続させるには、特に秩序の維持が大事になる。

見逃すものがないよう、目標や締め切りを管理するシステムを導入する必要がある。作業の経過を追い、仕事の流れに取り入れる方法を見つけること。アサナ(Asana)やエアテーブル(Airtable)、スマートシート(Smartsheet)など、複数のソフトウエアが役に立つ。自分のニーズに最も合う解決策を見つけるため、調査を行おう。

3. どのような作業にも全力を尽くす


重要なのは集中力を50%ずつ分けることではなく、今取り組んでいる課題に全力を注ぐことだ。その後別の作業に移ったら、そちらの作業に全力を注ぐこと。現在の仕事に没頭し全神経を向ければ、常にマルチタスクを行い、現在の作業に中途半端に集中している状態よりも早く成功を収められるだろう。

4. 毎日のルーティンを最適化する


決まったルーティンを持つことで、1日を最大限活用できるだろう。規律正しく睡眠を守り、運動や自己ケアの時間を作って、追加の作業時間を確保するためだけのために食事を抜かない。時間をかける必要がある作業は消えないが、ルーティンとして組み込むことで1日の計画をよりうまく立て、全てのものに取り組むことができる。
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翻訳・編集=出田静

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