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(c) Virgin Galactic

連邦航空局(FAA)は9月29日、7月の試験飛行の際に正規の軌道を逸脱したヴァージン・ギャラクティックの宇宙飛行に関する調査を終了し、リチャード・ブランソンの宇宙旅行会社が、数週間の中断を経て飛行を再開することを許可した。

FAAの事故調査の結果、7月11日に行われたヴァージン・ギャラクティックの試験飛行は、ブランソンをはじめとする数名の乗組員を高度86キロまで運んだが、地上に帰還する際に事前に承認された飛行経路を逸脱し、同社はこの問題を規制当局に適切に伝えていなかったという。

FAAは、9月初旬に事故調査を開始した際にヴァージン・ギャラクティックの宇宙船「スペースシップ2」の飛行を一時的に禁止したが、再び許可を与えた。

ヴァージン・ギャラクティックは、「公共の安全を守るために、飛行中のFAAとのコミュニケーションのとり方」を変更することに合意したとFAAは発表した。

ヴァージン・ギャラクティックは声明の中で、「今後のフライトにおける保護空域」を拡大することで、同社の飛行機が「想定可能なさまざまな軌道」に対応できるようにし、飛行ミッションに絡む情報をFAAに伝達する際のプロトコルを変更すると述べた。

The New Yorkerは今月初め、ヴァージン・ギャラクティックのパイロットが、機体の上昇角度が浅すぎることを示す警告ランプが点灯した後に、進路を変更し、規定の「グライドコーン」内で地球に降下できなくなったと報じた。

ヴァージン・ギャラクティックは、地球外の景色や短時間の無重力状態が体験できるサブオービタル宇宙空間への商業フライトを、資金に余裕のある顧客たちに提供したいと考えている。同社は、来年初めに商業飛行を開始することを目指しており、先月から45万ドル(約5000万円)のチケットの販売を再開した。

ヴァージン・ギャラクティックは、2014年のテスト飛行中の墜落事故で、パイロット1名を死亡させていた。規制当局は、この事故の原因がヒューマンエラーで、パイロットの一人が飛行機を減速させるための「フェザーシステム」のロックを解除するのが早すぎたと結論づけていた。

編集=上田裕資

ヴァージン・グループ宇宙

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