面接官に「適任ではない」印象を与えてしまう6つの言葉

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面白そうな役割や、自分には高望みかもしれないと思える職務の採用面接に招待されたら、大きな失敗をせずに面接を乗り切りたいと思うだろう。

しかし意外なことに、スキルや経験についての採用面接での説明が原因で、多くの資質ある候補者が面接官の信用を失っている。 ここでは、適した候補者ではないと思われないよう、面接で避けるべき6つの言葉を紹介する。

1. 「私が最も適任でないことは分かっていますが」


キャリアを変える場合や自信がある分野以外の役割に応募する場合は特に、このような言い方を避けること。こう言えば、正直で謙虚な人という印象を相手に持ってもらえ、面接に呼ばれて光栄に感じていることを相手に伝えられると思うかもしれない。

しかし、この言葉を使えばあなたの価値は下がってしまう。自分がその役割に適任であると自分自身が信じていないことを面接官に伝えれば、相手もあなたのことを信じないだろう。面接官よりも、あなたの方が自分自身をよく理解しているはずなのだ。

面接の機会を与えられたということは、面接官があなたに十分な資質があると考えていることを示している。相手にそれを疑う理由を与えないこと。代わりに、自分の経験やエピソード、その役割で活躍するための能力を示す過去のプロジェクトについて説明しよう。

2. 「この経験はあまりないのですが」


これは先述の理由と似ている。面接官から具体的なスキルについて質問を受けた際、この言葉を口にしがちかもしれない。

私の顧客の一人は、チームを率いる経験が必要な役割に応募した。彼女は全ての要件を満たしており、彼女自身も自分がその仕事で成功できると自信を持っていた。しかし彼女はリーダーシップのスキルには疑問を持っていて、3人のチームを長年にわたり管理した経験が不十分だと考えていた。

私は彼女に、人は一度聞いた言葉をなかなか忘れられないことを伝えた。自分にその分野での十分な経験がないと思っても、言葉の選び方が重要だ。自分にはその資格がないと言うのではなく、自分が持つ経験やスキルを説明しよう。経験によりどのように自分の価値が上がったかや、これまでの経歴をどのように新たな仕事に応用できるかを説明すること。

3. つなぎの言葉


答える際に「えーと」「あー」などの言葉を使っていたとしても、そのことには気づかないかもしれない。自分について話しているときにこうしたつなぎの言葉を使えば、そのことに100パーセント自信を持っていないという印象を面接官に与えかねない。また、プロフェッショナルな態度も徐々に崩れ、面接官はあなたが顧客や他の関係者に対してもそのような話し方をするだろうかと考えるかもしれない。
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翻訳・編集=出田静

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