ジパースキーによると、コロナが独立系コンサルタントにとって追い風となる理由は3つある。
1. 収益性の向上
「コンサルタントの仕事の中で、出張は無駄が多い。コンサルタントたちは当然ながら2020年の大部分で出張ができなかった。リモートコンサルティンぐに切り替えたコンサルタントは、すぐさま収益が向上した。出張に時間やお金をかける必要がなくなり、収入につながる仕事を増やせるようになった」
2. 製品化
「クライアントに対して価値を生み出す方法は多くあるが、相手に合わせてカスタマイズした細やかなコンサルティングサービスを提供することもその一つだ。コンサルタントはパンデミックのせいで、クライアントに成果をもたらす方法を工夫せざるを得なかった。デジタルのワークショップ、コース、グループコーチング、情報製品などにより、自らのサービスを“製品化”して自分の専門知識を活かす方法を見出した」
3. グローバルなオーディエンス
「対面での打ち合わせや会議、ネットワーキング(人脈づくり)はパンデミックによってできなくなり、コンサルタントはオンラインにシフトせざるを得なかった。オンラインでは、自分のいる場所に縛られることがない。自らの専門知識、知的財産、ソートリーダーシップを共有することで、あなたのことを知って気に入り、信頼し、クライアントになってくれる可能性があるグローバルなオーディエンスを構築できる」
新型コロナウイルスは、多くの人と業界に破滅的な影響をもたらした。だが一方で、コンサルティング業界に良い意味で恒久的な変化ももたらした。リモートコンサルティングは今後も存続するだろう。そしてリモートコンサルティングは、すでに多くのコンサルタントの収益性を改善したのだ。