2012年にCesar Carvalhoが設立したGympassの企業価値は、2019年の調達時の2倍の22億ドルに到達した。
Gympassは当初、サンタンデールやアクセンチュア、KPMG社などの企業が、福利厚生の一環で、社員にスポーツジムを利用できるようにするためのプラットフォームとして設立された。同社の事業はパンデミックによる制限の影響を受けたが、リモートワークが広まる中で、フイットネスアプリのStravaやCalmなどのパートナーと共に、物理的なジム以外のサービスを拡大することで、プラットフォームを強化した。
Gympassによると、今回の評価額の高まりは、米国や英国などの市場におけるフィットネス需要の急拡大を反映したもので、同様な傾向は欧州やラテンアメリカでも見られるという。
同社は今年3月以降に、コア市場で毎月2桁の成長を遂げており、5月のジムやスタジオへの訪問者数は400万人を記録したという。
さらに、2020年3月以降のデジタルサービスの新規登録件数は350万件に達しており、パンデミックの影響で人々の働き方が多様化する中で、今後はフィットネス市場にハイブリッド化の波が押し寄せると述べている。