紛失防止トラッカー「AirTag」と1カ月。出番がないのはいいことか

見分けが難しいAirTag。デザインや素材が違うアクセサリーに装着して使い分けたい

アップルの紛失防止トラッカー「AirTag」発売から1カ月。筆者が使い続けて発見した便利な用途、改善を期待するポイントを報告したいと思う。

筆者は発売当時に4個入りのAirTagを入手した。そこでまず大事なことに気がついた。

AirTagはアップルのプロダクトらしくデザインはスタイリッシュなのだが、白無地のAirTagを並べると外観では見分けが付けられない。シャッフルすると、初期設定の時にどの持ち物に付けるか考えながら決めた名称がわからなくなる。「探す」アプリから名前は簡単に変えることもできるが、ひと目で見分けられるように色違いのキーリングやループホルダーに装着して管理したい。

もっと良い方法は、Apple Storeで購入すると無料で追加できる刻印サービスだ。イニシャルのアルファベットや、アップルがデザインした絵文字をAirTagにプリントできる。今までアップルのデバイスに刻印したことは一度もなかったが、AirTagとこのサービスはとても相性が良さそうなので追加購入してみた。“自分のAirTag”に愛着も深まる。


白無地のAirTagは複数個集まると見分けが付きにくくなる。Apple Storeでの購入時に無料で申し込める刻印サービスがとても実用的だ

筆者は仕事用のバックパックにAirTagを装着している。キーリングはアップル純正のものではなく、サードパーティーの「ベルキン」のものが安価だったので購入した。純正品よりも質感は若干劣るものの、軽くて使いやすい。AirTagをしっかりと保護してくれる。

シニアの家ナカ・持ち物管理にも活躍


筆者の母はシニアのiPhoneユーザーだ。この頃はコロナ禍の中にあって外出の機会が以前よりも減っているため、いざ出かけようとした時に使い慣れた化粧ポーチや小物入れがすぐ見つけられないことがあるというので、AirTagを役立ててもらおうと思いプレゼントした。
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文=山本 敦

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