アンディアは21日の上院司法委員会の小委員会の公聴会に出席する。
民主党のエイミー・クロブチャー議員と共和党のマイク・リー議員はこれに先立ち、9日にアップルに宛てた書簡で、同社が小委員会と協議を進めていたにもかかわらず、先週になって突然、証人の派遣を拒否したことを批判した。
アップルは、証人の派遣を拒否した理由として「進行中の訴訟」を挙げたが、議員らは同社が証言を拒否した同じ日に、CEOのティム・クックがニューヨーク・タイムズ(NYT)記者のカラ・スウィッシャーのポッドキャスト「Sway」に出演して独禁法問題について語ったことを特に問題視していた。
「アップルが突然方針を改め、小委員会での証言を拒否することは受け入れられない。彼らは他のオープンな場ではこの問題を議論しようとしている」と書簡には書かれていた。
アップルは、エピックゲームズから独占禁止法違反の訴えを起こされたが、沈黙を守っている。この訴訟では、ユーザーがアプリ内課金をした際にアップルが受け取る15〜30%の手数料が争点となっている。裁判は5月3日に開始される予定だ。
エピックゲームズやスポティファイなどの企業らがアップルにポリシー変更を求めて設立した団体の「Coalition For App Fairness(アプリ公平性のための連合)」は、アップルが9日に証言を拒否したことについて「彼らのアップストアのポリシーに弁解の余地がないことを示している」との声明を発表していた。