同研究では、研究者らはインドでロックダウンが実施されていた2020年4月にインターネット上でアンケート調査を行った。その結果、研究者らは28.2%にPTSDが見られ、14.1%にはうつ病が見られると結論づけた。
PTSDは、戦争や災害から交通事故など個人の出来事まで、心的外傷を受けるさまざまな出来事を経験した人に一般的に見られる。
PTSDの患者は過去のトラウマ(心的外傷)の影におびえて生きている。米国精神医学会(APA)によると、PTSDの症状には持続的な侵入思考や易刺激性、追体験(フラッシュバック)や悪夢、刺激への過敏な反応、不眠、過度の警戒心などがある。
JAMAサイカイアトリーに発表された調査の制約としては、調査対象の規模が小さいこと(PTSDの症状が現れた人の割合は時期によっても変化する可能性がある)や、救急科を別の理由で訪れた患者の対照群がない単一施設研究だったことがある。