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ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆

100~200万台が売れたと推定されるNEST社のサーモスタット (Photo by Justin Sullivan/Getty Images)



「スマートホーム」テクノロジー分野で注目のNestが、太陽光エネルギー事業に参入した。Nestの家庭用サーモスタットは、居住者の生活パターンを学習。効率的に室温を調節し光熱費を節約。これまでに100~200万台が売れたと推定される。Nestは電力会社とも連携し、その地域のピーク時の電力使用量を管理するなどの取り組みも行っている。

今回、Nestが新たに進出したのが太陽光発電事業だ。2014年にグーグルが32億ドルで買収したNestは4月下旬、太陽光発電大手のSolarCityとの提携を発表。同社のソーラーパネルを設置する1万件の顧客に対し、Nestのサーモスタットを無償で提供すると発表した。

SolarCityのパネルはNestのプラットフォーム「Works with Nest」を通じ、各家庭のサーモスタット情報を取得。家庭ごとの電力需要に合わせた発電を行うことが可能になる。

両社が描くプランはとても興味深い。それは、従来の太陽光発電をライフスタイルに密接に連携したものにする試みだ。

今回の連携により、Nestが収集した住居のデータ(室温や在宅の有無)をソーラーパネルに送信し、効率的な発電が可能になる。Works with Nestに接続した他のデバイスとも連携が可能で、洗濯機などの消費電力の大きな家電製品との連動も行なえる。

例えば、曇り空の場合はSolarCityとNestのシステムが連動して、家庭での電力消費を自動的に制御する。また、太陽光発電がピークとなる晴れた日中には、エアコンを太陽光発電で運転し、日没後は運転を停止するといった調節を自動化することも可能だ。

「エネルギー消費のコントロールは、エネルギーを生産することと同じ位重要なことだ」とNestでプロダクト部門のディレクターを務めるBen Bixby氏は電話インタビューで答えてくれた。

SolarCityとNestのソフトウェア連携は、今年の夏頃に完成するという。

SolarCityはテスラ・モーターズのイーロン・マスクが会長を務め、2012年には株式公開を行っている。顧客数は、2014年末時点で約19万件に上る。Nest側は今回のSolarCityとの取組みがうまくいけば、さらに他の太陽光発電事業者との提携を増やしたい考えだ。

「今回の取組みで、家の屋根からのデータと、室内のデータの連携が実現する。“スマートホーム”の実現をどんどん進めていきたい」とNestの担当者は取材に答えた。

文=アーロン・ティリー(Forbes)/翻訳編集=上田裕資

 

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