経済・社会

2020.09.02 12:30

トランプの不正入学疑惑、出身大学の教授らが調査を再要請

Photo by Jabin Botsford/The Washington Post via Getty Images


録音の中でマリアンは、弟に代わって宿題をしてやっていたこと、大学に入れてやるために「ニューヨーク中を周った」こと、「ペンシルベニア大学に入る以前には、ブロンクスにあるフォーダム大学に入れてやった」ことなどについても語っている。
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また、トランプの顧問弁護士だったマイケル・コーエンは、トランプの学歴を世間の目に触れさせないようにするため、力を尽くしてきたことを明らかにしている。2015年にフォーダム大学に対し、トランプの成績証明書を公開すれば法的措置を取ると脅したことも認めている。

トランプは「開き直り」?


一方、トランプは2011年、当時のバラク・オバマ大統領(コロンビア大学で学士号、ハーバード大学で法務博士号を取得)について、成績が悪かったと主張。学業成績の公開を要求した。

最近ではアレクサンドリア・オカシオ゠コルテス下院議員(民主党、ニューヨーク州選出)に対して同様の攻撃を開始。だが、かえって同議員から、成績を公表するよう反撃されている。
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トランプはペンシルベニア大学を、「入学するのが最も難しい大学、世界最高の大学」だと主張。自身には入学できるだけの能力があったと自画自賛している。

ワシントン・ポストは今回の報道の前にも、メアリーから入手した録音テープの内容の抜粋を公開。マリアンが、弟には「原理原則がない」、「彼は信頼できない」と発言していたことを伝えた。だが、トランプはこれに対し、「知ったことか」と応じている。

編集=木内涼子

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