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2020.08.28 08:30

日本でなぜ「渡韓整形」が注目されるのか。タブー視されない隣国の事情


韓国の2015年GallupReportの調査には、興味深い質問があった。「就職活動で失敗し続ける『男性』がいた場合、彼は整形をするべきか」。これに対し、約80%の女性が「はい」と答え、男性たちも半数以上が同じように答えた。一方、「結婚するために『女性』は整形を考えるべきか」という質問に対して、約60%の男性たちが肯定的に答え、女性も70%もの人が整形を考えると答えた。

韓国では整形に対して男女問わず抵抗感が少なく、むしろ積極的である。韓国のメディア「インサイト」によると、「キム秘書はなぜ」にも出演していた女優パク・ミニョンは整形をしたと自らメディアで話した。

2010年のとあるインタビューでは「高校を卒業する時、二重手術をした。可愛くなるといいね、と母が背中を押してくれた」と整形のエピソードを語った。韓国では容姿は生きる上での重要な武器であると、どの世代も考えているのがわかる。

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不安を解消し、美しさを追求したい


近頃、世界中で多様性が重要視しされている流れがあるからか、過去に比べて整形に対する考え方は、日本でも以前と比べて前向きになっているように思える。一方で、韓国の美容トレンドについての記事でも記したように、「行き過ぎた美容」も懸念される。過度な執着や偏った整形の動機は、危険な事態に招きかねない。

若者を中心に安価な施術や多種多様な整形体験を求めた結果、日本でも「渡韓勢」が生まれた。確かな情報で、リスクに目を向けながらも整形における不安を解消したいのだ。今後も、男女問わず素直に美しさを追いかけやすく、美容や生き方に自由のある社会に発展することを願いたい。


連載:グローバル女子大学院生が見る「世界の20代のトレンド」
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文=裵麗善/Ryoseon Bae

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